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消化器内科・肝臓内科

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お知らせ

2023年12月05日 第13回 荻窪消化器カンファレンスを2024年1月16日(火)にハイブリッド開催にて行いました

2022年11月02日 第7回 荻窪病院 内科カンファレンスを令和5年1月26日(木)に行いました

診療体制

2022年10月現在スタッフ8名で診療しています。
消化器センターの一員として365日24時間体制で消化器領域の患者を受け入れているほか、連携する内視鏡センターも365日24時間体制で内視鏡処置を行っています。
日本消化器病学会の認定施設、日本肝臓学会の認定施設、日本消化器内視鏡学会の指導施設として、各学会の専門医が中心となりガイドラインを参考にしながら治療しています。

医師紹介

<医師をクリックすると詳しい内容をご覧になれます>

  • 中村 雄二

    Nakamura Yuji

    内科部長
    消化器センター長
    内視鏡センター長代行

    主な専門内科一般、消化器全般

    医師紹介

    内科・消化器内科・肝臓内科

    内科部長
    消化器センター長
    内視鏡センター長代行

    中村 雄二

    Nakamura Yuji

    入職
    2013年
    主な専門分野
    内科一般、消化器全般
    認定資格・所属等Qualification / Affiliation
    • 医学博士
    • 日本内科学会総合内科専門医
    • 日本消化器病学会消化器病専門医
    • 日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医
    • 日本肝臓学会肝臓専門医
    • 日本がん治療認定医機構がん治療認定医
    • 認知症サポート医
    経歴History
    1993年 慶應義塾大学医学部 卒業
    1993年 慶應義塾大学 初期臨床研修
    1997年 慶應義塾大学医学部消化器内科
    1999年 国立アルコール症センター久里浜病院
    2004年 稲城市立病院
    2007年 University of California,Los Angeles
    2009年 慶應義塾大学医学部クリニカルリサーチセンター
    2010年 慶應義塾大学医学部消化器内科

    インタビューInterview

    ご専門の消化器内科で診る、主な疾患について教えていただけますか。

    当院は消化器病専門医が多く、消化器であれば何でも来てくださいというのが今のスタンスです。消化器に関しては何でも診ていますので、「消化器だったら荻窪病院に行ってとりあえず診てもらおうか」というイメージができればいいかなと思います。

    そもそも消化器内科とは、どこの治療するのでしょうか。

    生きるエネルギーを得るため、食べ物を消化、吸収するものを消化器と言います。食べ物の通り道である食道から胃、十二指腸、小腸、大腸、直腸。また消化に関わる肝臓、胆嚢、すい臓。これらに関する疾病は、当院で完結治療ができる自信があります。

    特に多い疾患ではどのようなものがありますか。

    最近多いのは大腸ポリープだとか大腸がんなどです。 大腸内視鏡の要望が増えており、当院では大腸内視鏡の件数を大幅に増やしました。受診日の翌日にも検査できるよう、努力しています。また、大腸に限らず、相変わらず胃がんも多い疾患です。最近は内視鏡で早期胃がんや大腸がんを治療できる技術が発達し、当院でもESDという技術を使い治療を行っています。早期胃がん治療以外にも、膵臓がんや肝臓がんを含めた進行がん患者も徐々に増えてきていて、がんに対する治療を行いながら最後のときをいかに過ごしていくかを日々患者やスタッフと話し合いながら診療をしています。

    付け加えるならば、当院には杉並、練馬のご高齢の患者さんが多く来ます。例えば、90歳の人が専門化された都心の大学病院に毎月通うというのは無理があるので、やはり何かあれば地元の総合病院にかかるという形になるのではないでしょうか。

    荻窪病院の消化器内科の特徴や強みのようなものはありますか。

    消化器内科の医師はみな専門医の資格を持っています。そういう意味では、ある確立されたレベルを維持している専門医で構成しています。みな、消化器専門医に限らず内科学会の認定医資格も持っているので、そういう意味では消化器疾患以外のことも安心して来ていただいていいです。

    強みになりますが、当院は救急外来と内視鏡処置室が隣にあります。もし吐血で来た患者さんも、例えば胃潰瘍の場合、その場ですぐ治療が可能だということです。普通、救急外来が1階、内視鏡室は3階など、緊急ですぐ内視鏡をしなければいけない場合でも時間がかかりますが、当院は動線に恵まれており対応しやすいです。小さな病院で何もかも、というのはやはり難しいですが、消化管出血の治療を迅速に最後までケアできる環境を揃えています。

    普段の診察で注意されていることは何かありますか。

    患者さんの立場に立って治療していくということに気をつけています。 患者さん本人は治療をしたくないけれども子供さんたちは治療してほしいと、家族の意見が統一されないことがよくあるのですが、あくまでも患者さんの希望に沿って診るという姿勢を取っています。

    また、日々注意していることは、各科連携し、必要があれば専門の部署に回して、病院全体として患者さんに対応するということです。例えば在宅診療、看護が必要ならば、在宅に一番詳しい医師や看護師を呼んで説明してもらうとか、食事のことは栄養士さん、薬のことは薬剤師さんに説明してもらうなどです。できるだけ多くの部署のスタッフが1人の患者さんの治療にあたれるように考えています。色々な立場の目が入ると医療の質が向上します。また医師だけが関わるよりも、まちがいのないいい治療ができ、チームワークとして医療を行っていくようなことに心がけています。

    先生は研修医の先生方への教育も熱心と伺いました。そのことについてもお話を聞かせていただけますか。

    当院での研修の目的として、大学病院のような大きい病院ではなくて、この規模の病院で得られるものを得たいという先生がいらっしゃいます。また都心に近い恵まれた環境で研修したいという先生もいらっしゃいます。外科的あるいは内科的な手技をより濃密に得られる機会も多いので、どんどん来ていただきたいです。 消化器内視鏡などは、消化器内視鏡専門医が多く、当院では1年目の先生でも横に立ちながらマンツーマンで一緒に診る時間が取れるので、適宜内視鏡を握ってもらいます。小さい病院だからこそできることを吸収していってほしいと考えています。消化器系のことに関しては密に教えてあげられるような環境があります。

    地域の先生にお伝えしておきたいことがあれば教えていただけますか。

    地域の先生方へは、当院は電話予約で検査ができるので、直接地域の先生方の検査室として使っていただけるということをお伝えしたいですね。例えば電話一本で胃カメラを予約できますし、電話一本でお腹のCT検査も予約できますし、電話一本で頭のMRI検査もできます。開業医の先生方の検査室として、胃や大腸内視鏡などの消化器検査に限らず、どんどん使っていただければなと思います。また、胃ろうや中心静脈ポート造設も予約できますので、お気軽に地域連携室までお問い合わせください。

  • 鈴木 健一

    Suzuki Kenichi

    内科医長
    内視鏡センター副センター長

    主な専門消化器一般、内視鏡、ESD

    医師紹介

    内科・消化器内科

    内科医長
    内視鏡センター副センター長

    鈴木 健一

    Suzuki Kenichi

    入職
    2017年
    主な専門分野
    消化器一般、内視鏡、ESD
    認定資格・所属等Qualification / Affiliation
    • 日本内科学会総合内科専門医
    • 日本消化器病学会消化器病専門医
    • 日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医
    経歴History
    2007年 北里大学医学部 卒業
    2007年 北里大学病院
    2009年 土浦協同病院
    2011年 横浜みなと赤十字病院
    2013年 亀田総合病院

    メッセージMessage

    内視鏡による食道、胃、大腸、咽頭部の悪性腫瘍の粘膜下剥離術(ESD)を数多く施行し、診断と治療技術を磨いてまいりました。当院では消化器内科のレベルアップと共に内科一般に幅広く対応できるよう致しますので、よろしくお願いします。

  • 王 婉

    Ou Wan

    医員

    主な専門消化器全般、内視鏡

    医師紹介

    内科・消化器内科

    医員

    王 婉

    Ou Wan

    入職
    2020年
    主な専門分野
    消化器全般、内視鏡
    認定資格・所属等Qualification / Affiliation
    • 日本内科学会認定内科医
    • 日本肝臓学会肝臓専門医
    • 日本消化器病学会消化器病専門医
    • 日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医
    • 日本内科学会
    • 日本消化器病学会
    • 日本消化器内視鏡学会
    • 日本肝臓学会
    経歴History
    2008年 中国北京大学医学部 卒業
    2014年 亀田総合病院 初期臨床研修医
    2016年 武蔵野赤十字病院 消化器科

    メッセージMessage

    2020年4月に入職した王婉(オウ ワン)と申します。台湾出身で、大学は中国の北京大学医学部を卒業いたしました。
    2010年に来日し、日本の医師免許を取り、総合内科・消化器内科を専門にしてきました。高い専門性を持ちつつも、地域に根付いた医療を提供できるように精進いたします。また中国語での診療にも対応いたします。
    どうぞよろしくお願いいたします。

  • 川上 寛人

    Kawakami Hiroto

    医員

    主な専門消化器内科一般

    医師紹介

    内科・消化器内科

    医員

    川上 寛人

    Kawakami Hiroto

    入職
    2024年
    主な専門分野
    消化器内科一般
    認定資格・所属等Qualification / Affiliation
    • 日本内科学会認定内科医
    • 日本消化器病学会消化器病専門医
    • 日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医
    経歴History
    2015年 自治医科大学医学部 卒業
    2015年 君津中央病院 初期臨床研修医
    2017年 鴨川市立国保病院 内科
    2019年 君津中央病院 消化器内科
    2021年 君津中央病院大和佐分院 内科

    メッセージMessage

    2024年4月より赴任いたしました川上 寛人です。消化器、一般内科を担当いたします。
    地域に貢献できるように、親身な診療を心がけて患者様に対応いたしますので、よろしくお願い申し上げます。

  • 杉山 鑑夫

    Sugiyama Akio

    医員

    主な専門内科一般、消化器全般

    医師紹介

    総合内科・消化器内科

    医員

    杉山 鑑夫

    Sugiyama Akio

    入職
    2024年
    主な専門分野
    内科一般、消化器全般
    認定資格・所属等Qualification / Affiliation
    • 日本内科学会認定内科医
    • 日本消化器病学会消化器病専門医
    • 日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医
    • 日本肝臓学会肝臓専門医
    • 日本がん治療認定医機構がん治療認定医
    経歴History
    2015年 獨協医科大学医学部 卒業
    2015年 獨協医科大学越谷病院 初期臨床研修医
    2017年 埼玉協同病院 消化器内科
    2019年 荻窪病院 消化器内科
    2023年 彩の国東大宮メディカルセンター 消化器内科

    メッセージMessage

    消化器全般、内視鏡治療(ESD、ERCP等)、一般内科診療など担当させていただきます。
    丁寧な診療を心掛け、地域の皆様の期待に応えられるよう努めますので、どうぞ宜しくお願い致します。

  • 田口 佳光

    Taguchi Yoshimitsu

    医員

    主な専門消化器一般

    医師紹介

    内科・消化器内科

    医員

    田口 佳光

    Taguchi Yoshimitsu

    入職
    2024年
    主な専門分野
    消化器一般
    認定資格・所属等Qualification / Affiliation
    • 日本臨床腫瘍学会
    • 日本消化器病学会
    経歴History
    旭川医科大学医学部 卒業

    メッセージMessage

    消化器内視鏡検査、治療、外来、病棟および救急外来業務を担当致します。医療需要の著しい増加に伴い、医療資源の効率的な使用必要性を感じています。地域医療機関との連携 業務効率化など努力していきます。よろしくお願い致します。

主な対応疾患

食道 食道炎、食道静脈瘤、好酸球性食道炎、食道がん等
胃潰瘍、ヘリコバクター・ピロリ菌感染症、胃ポリープ、胃がん等
十二指腸 十二指腸炎、十二指腸潰瘍、十二指腸ポリープ、十二指腸がん等
小腸 小腸潰瘍、クローン病、小腸炎、小腸ポリープ、小腸イレウス、小腸がん等
大腸 潰瘍性大腸炎、クローン病、大腸ポリープ、大腸イレウス、大腸がん等
肝臓 急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変、脂肪肝、肝細胞がん等
胆道 胆嚢炎・胆管炎、胆嚢結石、胆管結石、胆嚢炎、胆嚢がん、肝外胆管がん等
膵臓 急性膵炎、慢性膵炎、自己免疫性膵炎、膵のう胞性腫瘍、膵がん等

対応疾患

■消化器疾患

出血性胃潰瘍・大腸憩室出血
食道・胃・大腸の内視鏡的粘膜剥離術(ESD)

内視鏡センターをご参照ください

胆道感染症

急性胆嚢炎:外科スタッフと相談し腹腔鏡下胆嚢摘出手術を計画します。
急性胆管炎:内視鏡スタッフと相談し内視鏡的胆道ドレナージを計画します。

▲ERCP:総胆管結石(写真左)/内視鏡的胆管結石砕石術(写真右)

悪性腫瘍

当院は食道がん、胃がん、大腸がん、肝臓がん、膵臓がん、胆道がんなどを数多く診療しています。外科スタッフと定期的にカンファレンスを行い、本人の治療意思を確認しながら手術療法や化学療法や緩和治療を提供しています。

例:肝臓がん

切除:肝切除は肝機能が良好で腫瘍個数が単発、もしくは3個以内の場合に選択されます。

ラジオ波焼却療法:超音波ガイド下にラジオ波焼却のための凝固針を腫瘍内に挿入し、腫瘍を焼却します。3cm以内の腫瘍に選択されます。


▲RFA施行前(写真左)/RFA施行後(写真右)

経カテーテル肝動脈塞栓療法(TACE: transcatheter arterial chemoembolization):カテーテルを腫瘍支配動脈に選択的に挿入し、リピオドールと抗がん薬を混和した懸濁液を注入したあとゼラチンスポンジなどで塞栓して腫瘍を虚血壊死に至らせます。多発病巣を有する症例に対しても適応となり、門脈本幹ないし1次分枝に腫瘍栓がなく、難治性腹水や黄疸などがない症例に選択されます。


▲施行前(写真左)/施行後(写真右)

動注化学療法:TACEが困難な門脈腫瘍栓を有するような高度進行肝がんの症例に選択されます。

全身化学療法:分子標的薬ソラフェニブは血管新生に関与するVEGFやPDGFの受容体チロシンキナーゼと細胞増殖にかかわるMAPキナーゼ系のRAFを選択的に阻害することにより、抗腫瘍効果を発揮します。TACEや動注化学療法に不応の全身状態が良好な症例に選択されます。2018年からソラフェニブに加えて、マルチキナーゼ阻害剤のレンバチニブメシル酸塩も使用できるようになりました。

緩和療法:がん性疼痛の約80%は麻薬などの鎮痛薬を適切に使用することによってコントロールできます。

トピックス超音波内視鏡

当院は2017年4月より超音波内視鏡検査(EUS: endoscopic ultrasonography)が可能になりました。
EUSの際に消化管壁内外の病変の組織を内視鏡先端部から穿刺を用いて採取する検査を超音波内視鏡下穿刺吸引生検法(EUS-FNA: EUS-guided fine needle aspiration)も可能です。
①消化管粘膜下腫瘍、②膵・膵周囲腫瘤性病変、③消化管周囲リンパ節、に対して有用な検査のため症例があればいつでも連絡ください。

▼超音波内視鏡による胃粘膜下腫瘍精査

内視鏡(写真左上)/腹部CT(写真右上)/超音波内視鏡(写真左下)/顆粒細胞腫(写真右下)

▼超音波内視鏡による膵腫瘍精査

腹部CT(写真左)/腺がん(膵尾部がん)(写真右)

実績

2022年度 消化器内科入院疾患
病名 件数
1 大腸ポリープ 342
2 大腸憩室炎・憩室出血 83
3 胃癌 76
4 大腸癌 74
5 総胆管結石 63
6 胃潰瘍・胃腸炎 54
7 イレウス 47
8 大腸炎 44
9 胆管炎 26
10 肝細胞癌 23

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