病院情報の公表 令和5年度(2023年度) 荻窪病院指標
2023年度のDPCデータを利用した「病院情報の公表」における病院指標を掲載いたします。
公開情報は厚生労働省フォーマット形式で作成しています。
※自動車賠償責任保険や労災保険、自費、24時間以内の死亡、新規高額薬剤使用を含む患者さんのデータは含まれません。
※全集計について、患者数が10人未満の場合は「-(ハイフン)」を表記しています。
病院指標
- 年齢階級別退院患者数
- 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
- 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
- 成人市中肺炎の重症度別患者数等
- 脳梗塞の患者数等
- 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
- その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
医療の質指標
年齢階級別退院患者数
年齢区分 | 0~ | 10~ | 20~ | 30~ | 40~ | 50~ | 60~ | 70~ | 80~ | 90~ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
患者数 | 70 | 104 | 198 | 324 | 426 | 655 | 823 | 1473 | 1494 | 641 |
定義:2023年度の退院患者さんの数を、10歳刻みに分け集計しています。(年齢は入院時の満年齢です。)
解説:2023年度では、80代の患者さんが最も多く、全体の24.1%を占めております。
傾向としては70歳以上の方が全体の58.1%と多数を占めております。年齢別の構成については昨年と比べて大きな変化はありませんでした。
解説:2023年度では、80代の患者さんが最も多く、全体の24.1%を占めております。
傾向としては70歳以上の方が全体の58.1%と多数を占めております。年齢別の構成については昨年と比べて大きな変化はありませんでした。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
内科 | |||||||
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DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
040081xx99x0xx | 誤嚥性肺炎 -手術なし-処置1:0-処置2:なし-副病:0-0 |
93 | 19.56 | 20.60 | 19.35% | 88.63 | |
100380xxxxxxxx | 体液量減少症 -手術なし-処置1:0-処置2:0-副病:0-0 |
33 | 13.88 | 10.60 | 9.09% | 81.82 | |
110310xx99xxxx | 腎臓又は尿路の感染症 -手術なし-処置1:0-処置2:0-副病:0-0 |
33 | 17.03 | 13.52 | 6.06% | 84.06 | |
0400801499×001 | 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) -手術なし-処置1:0-処置2:なし-副病:なし-A-DROP スコア1 |
– | – | 13.88 | – | – | |
0400801499×002 | 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) -手術なし-処置1:0-処置2:なし-副病:なし-A-DROP スコア2 |
– | – | 15.44 | – | – |
内科は例年通り後期高齢者の方が多く、肺炎や体液量減少(脱水)、尿路感染症の占める比率が高くなっており、ADL改善のためリハビリ(PT&OT&ST)を施行しています。
また、入院となった原因疾患が軽快されても、様々な事情で退院が困難な場合は、療養支援看護師や医療ソーシャルワーカーによる退院支援も行っています。
全国平均と比べて、体液量減少症(脱水)と腎臓又は尿路の感染症では平均在院日数がやや長く、誤嚥性肺炎では短縮傾向でした。
また、入院となった原因疾患が軽快されても、様々な事情で退院が困難な場合は、療養支援看護師や医療ソーシャルワーカーによる退院支援も行っています。
全国平均と比べて、体液量減少症(脱水)と腎臓又は尿路の感染症では平均在院日数がやや長く、誤嚥性肺炎では短縮傾向でした。
循環器内科 | |||||||
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DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
050130xx9900x0 | 心不全-手術なし -処置1:なし-処置2:なし-副病:0-他の病院・診療所の病棟からの転院以外 |
128 | 18.50 | 17.38 | 10.16% | 84.44 | |
050070xx01x0xx | 頻脈性不整脈 -経皮的カテーテル心筋焼灼術-処置1:0-処置2:なし-副病:0-0 |
117 | 4.63 | 4.57 | 0.85% | 65.48 | |
050050xx0200xx | 狭心症、慢性虚血性心疾患 -経皮的冠動脈形成術等-処置1:なし、1,2あり-処置2:なし-副病:0-0 |
114 | 3.10 | 4.26 | 0.00% | 70.07 | |
050030xx97000x | 急性心筋梗塞(続発性合併症を含む。)、再発性心筋梗塞 -その他の手術あり-処置1:なし、1あり-処置2:なし-副病:なし-0 |
– | – | 11.54 | – | – | |
050050xx9910x0 | 狭心症、慢性虚血性心疾患 -手術なし-処置1:1あり-処置2:なし-副病:0-他の病院・診療所の病棟からの転院以外 |
– | – | 3.05 | – | – |
2023年度では、心不全・不整脈に関する症例と虚血性心疾患(心筋梗塞・狭心症)に関する症例が多く見受けられ、上位を占めております。疾患構成については前年度と比べ大きな違いは見られません。当院では心疾患に対してカテーテル治療や薬物治療を用いた内科的アプローチと外科的アプローチの双方を24時間体制で施行する事ができる心臓血管センターを構成し治療に当たっています。内科的アプローチが中心の循環器内科では、先端に風船(バルーン)を装着したカテーテルを用いて血管を拡張し、冠動脈を拡げる治療や、血管内に金属メッシュを留置し、血管を拡げるステント留置術を行っています。第2位の頻脈性不整脈は薬物抵抗性がある不整脈である為、アブレーション治療用のカテーテルを太ももの付け根から血管を通じて心臓に挿入し、カテーテル先端から高周波電流を流して焼灼する術式で治療を行います。
小児科 | |||||||
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DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
140010x199x0xx | 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(2500g以上) -手術なし-処置1:0-処置2:なし-副病:0-0 |
23 | 4.74 | 6.07 | 17.39% | 0.00 | |
140010x299x0xx | 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(1500g以上2500g未満) -手術なし-処置1:0-処置2:なし-副病:0-0 |
10 | 8.90 | 11.01 | 10.00% | 0.00 | |
0400801199x00x | 肺炎等(1歳以上15歳未満) -手術なし-処置1:0-処置2:なし-副病:なし-0 |
– | – | 5.62 | – | – | |
080270xxxx0xxx | 食物アレルギー -手術なし-処置1:なし-処置2:0-副病:0-0 |
– | – | 2.69 | – | – | |
040070xxxxx0xx | インフルエンザ、ウイルス性肺炎 -手術なし-処置1:0-処置2:なし-副病:0-0 |
– | – | 5.86 | – | – |
小児科では、低出生体重児及び疾病を持つ新生児のお子さんの体調変化・経過管理を主としています。食物アレルギーに対しては、食物経口負荷試験を日帰りで行っています。その他、肺炎や胃腸炎といったお子さんの急性期疾患に対する入院治療も行っています。
外科 | |||||||
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DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
060160x001xxxx | 鼠径ヘルニア(15歳以上) -ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等-処置1:0-処置2:0-副病:0-0 |
183 | 2.54 | 4.55 | 0.00% | 67.82 | |
060330xx02xxxx | 胆嚢疾患(胆嚢結石など) -腹腔鏡下胆嚢摘出術等-処置1:0-処置2:0-副病:0-0 |
64 | 5.20 | 5.98 | 0.00% | 59.58 | |
060035xx010x0x | 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 -結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等-処置1:なし-処置2:0-副病:なし-0 |
48 | 16.94 | 15.12 | 0.00% | 74.04 | |
060150xx02xxxx | 虫垂炎-虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴うもの等-処置1:0-処置2:0-副病:0-0 |
– | – | 9.68 | – | – | |
060335xx02000x | 胆嚢炎等-腹腔鏡下胆嚢摘出術等 -処置1:なし-処置2:なし-副病:なし-0 |
– | – | 6.87 | – | – |
外科では、主に消化器系疾患の治療を得意とし、急性期疾患の診療に対応しています。
2023年度においては、前年と同様、鼠径ヘルニアの疾患がDPC診断群分類別の疾患で最も多く、次いで胆嚢結石や胆嚢炎、がん(結腸がん、盲腸がん、回盲部がん)の患者さんを多く診療しています。外科全体の手術実績は720件あり、鼠径ヘルニアの手術は年間188件ありますが、その内約7割を腹腔鏡手術でおこなっています。
また、腹腔鏡下での手術実績では、腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術129例、腹腔鏡下胆嚢摘出術137例、腹腔鏡下虫垂炎手術93例、腹腔鏡下の大腸がん手術89例、腹腔鏡下の胃がん手術19例の実績がありました。
2023年度においては、前年と同様、鼠径ヘルニアの疾患がDPC診断群分類別の疾患で最も多く、次いで胆嚢結石や胆嚢炎、がん(結腸がん、盲腸がん、回盲部がん)の患者さんを多く診療しています。外科全体の手術実績は720件あり、鼠径ヘルニアの手術は年間188件ありますが、その内約7割を腹腔鏡手術でおこなっています。
また、腹腔鏡下での手術実績では、腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術129例、腹腔鏡下胆嚢摘出術137例、腹腔鏡下虫垂炎手術93例、腹腔鏡下の大腸がん手術89例、腹腔鏡下の胃がん手術19例の実績がありました。
整形外科 | |||||||
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DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
070230xx01xxxx | 膝関節症(変形性を含む。) -人工関節再置換術等-処置1:0-処置2:0-副病:0-0 |
104 | 23.08 | 21.96 | 4.81% | 76.08 | |
160800xx01xxxx | 股関節・大腿近位の骨折 -人工骨頭挿入術 肩、股等-処置1:0-処置2:0-副病:0-0 |
92 | 27.02 | 25.50 | 58.70% | 84.48 | |
160760xx97xx0x | 前腕の骨折 -手術あり-処置1:0-処置2:0-副病:なし-0 |
81 | 3.14 | 4.76 | 0.00% | 55.38 | |
070343xx99x1xx | 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎-手術なし-処置1:0-処置2:1あり-副病:0-0 |
– | – | 2.59 | – | – | |
07040xxx01xxxx | 股関節骨頭壊死、股関節症(変形性を含む。) -人工関節再置換術等-処置1:0-処置2:0-副病:0-0 |
– | – | 19.55 | – | – |
整形外科では、2023年度の入院患者さんにおいて、変形性膝関節症に対する疾患が最も多く、次いで股関節や前腕の骨折に対する疾患が上位を占めております。また、整形外科全体では昨年度1,437件の手術を手掛けています。当科では、首から下の運動器の疾患・外傷を診療しており、特に手肘、脊椎、膝、股関節に対しては日本整形外科学会整形外科専門医がそれぞれ手術を中心とした専門性の高い治療を行っています。
心臓血管外科 | |||||||
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DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
050163xx03x0xx | 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 -ステントグラフト内挿術-処置1:0-処置2:なし-副病:0-0 |
20 | 19.15 | 10.42 | 10.00% | 79.75 | |
050161xx97x1xx | 大動脈解離 -その他の手術あり-処置1:0-処置2:1あり-副病:0-0 |
18 | 27.78 | 28.09 | 0.00% | 66.83 | |
050080xx0101xx | 弁膜症(連合弁膜症を含む。) -ロス手術(自己肺動脈弁組織による大動脈基部置換術)等-処置1:なし-処置2:1あり-副病:0-0 |
13 | 19.39 | 21.53 | 0.00% | 68.38 | |
050050xx0111xx | 狭心症、慢性虚血性心疾患 -心室瘤切除術(梗塞切除を含む。) 単独のもの等-処置1:1,2あり-処置2:1あり-副病:0-0 |
– | – | 26.67 | – | – | |
050161xx01x1xx | 大動脈解離 -ステントグラフト内挿術-処置1:0-処置2:1あり-副病:0-0 |
– | – | 23.12 | – | – |
心臓血管外科の患者数は上記の通りです。
当科では循環器内科と臨床工学科、ICU病棟と連携した心臓血管センターを組織しており24時間365日心疾患患者を受け入れる体制を構築しております。
当科では循環器内科と臨床工学科、ICU病棟と連携した心臓血管センターを組織しており24時間365日心疾患患者を受け入れる体制を構築しております。
産婦人科 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
120070xx02xxxx | 卵巣の良性腫瘍 -卵巣部分切除術(腟式を含む。) 腹腔鏡によるもの等-処置1:0-処置2:0-副病:0-0 |
54 | 6.43 | 6.00 | 0.00% | 36.87 | |
120180xx01xxxx | 胎児及び胎児付属物の異常 -子宮全摘術等-処置1:0-処置2:0-副病:0-0 |
50 | 9.56 | 9.34 | 0.00% | 35.54 | |
120060xx02xxxx | 子宮の良性腫瘍 -腹腔鏡下腟式子宮全摘術等-処置1:0-処置2:0-副病:0-0 |
45 | 6.27 | 5.93 | 0.00% | 43.38 | |
120220xx01xxxx | 女性性器のポリープ -子宮全摘術等-処置1:0-処置2:0-副病:0-0 |
– | – | 2.78 | – | – | |
120165xx99xxxx | 妊娠合併症等 -手術なし-処置1:0-処置2:0-副病:0-0 |
– | – | 10.56 | – | – |
診断群分類(DPCコード)とは医療資源を最も投入した傷病名に基づいて入院医療費を算定する方法です。
患者数が最も多い「卵巣の良性腫瘍」は、腹腔鏡下で行う良性腫瘍(主に卵巣嚢腫)の摘出術を施行した患者数を示しており、2番目に患者数が多い「胎児及び胎児付属物の異常」は、主に帝王切開を施行した患者数を示しております。
また、「子宮の良性腫瘍」は腹腔鏡下で行う良性腫瘍(主に子宮筋腫)の摘出術を施行した患者数を示しております。
なお、DPCコードによる集計では複数の病名がつけられていても1つの主要な傷病名のみが適用されるため、実際の手術件数等とは一致しておりません。
患者数が最も多い「卵巣の良性腫瘍」は、腹腔鏡下で行う良性腫瘍(主に卵巣嚢腫)の摘出術を施行した患者数を示しており、2番目に患者数が多い「胎児及び胎児付属物の異常」は、主に帝王切開を施行した患者数を示しております。
また、「子宮の良性腫瘍」は腹腔鏡下で行う良性腫瘍(主に子宮筋腫)の摘出術を施行した患者数を示しております。
なお、DPCコードによる集計では複数の病名がつけられていても1つの主要な傷病名のみが適用されるため、実際の手術件数等とは一致しておりません。
眼科 | |||||||
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DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
020110xx97xxx0 | 白内障、水晶体の疾患 -手術あり-処置1:0-処置2:0-副病:0-片眼 |
239 | 2.00 | 2.54 | 0.00% | 77.14 | |
020200xx9710xx | 黄斑、後極変性 -手術あり-処置1:あり-処置2:なし-副病:0-0 |
– | – | 5.67 | – | – | |
020110xx97xxx1 | 白内障、水晶体の疾患 -手術あり-処置1:0-処置2:0-副病:0-両眼 |
– | – | 4.46 | – | – | |
020150xx97xxxx | 斜視(外傷性・癒着性を除く。) -手術あり-処置1:0-処置2:0-副病:0-0 |
– | – | 3.08 | – | – | |
020160xx97xxx0 | 網膜剥離 -手術あり-処置1:0-処置2:0-副病:0-片眼 |
– | – | 7.81 | – | – |
眼科では、白内障・緑内障・眼底疾患の患者さんを多く診療しています。
白内障の治療は、入院もしくは日帰り手術を選んで頂き、白内障手術を行っており、上記は入院実態です。
厚生労働省で認可されている多焦点眼内レンズも採用しております。
網膜前膜・黄斑円孔をはじめ、主な網膜疾患に対する硝子体手術が必要な患者さんの入院治療を行っております。
小児の斜視や弱視の患者さんは、午後に静かな環境で検査が行えるよう配慮しています。
他には、眼底出血に対するレーザーや加齢黄斑変性等に用いられる抗VEGF療法にも力を入れております。
白内障の治療は、入院もしくは日帰り手術を選んで頂き、白内障手術を行っており、上記は入院実態です。
厚生労働省で認可されている多焦点眼内レンズも採用しております。
網膜前膜・黄斑円孔をはじめ、主な網膜疾患に対する硝子体手術が必要な患者さんの入院治療を行っております。
小児の斜視や弱視の患者さんは、午後に静かな環境で検査が行えるよう配慮しています。
他には、眼底出血に対するレーザーや加齢黄斑変性等に用いられる抗VEGF療法にも力を入れております。
皮膚科 | |||||||
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DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
080010xxxx0xxx | 膿皮症 -手術なし-処置1:なし-処置2:0-副病:0-0 |
54 | 9.41 | 12.88 | 1.85% | 66.20 | |
080020xxxxxxxx | 帯状疱疹 -手術なし-処置1:0-処置2:0-副病:0-0 |
48 | 7.58 | 9.29 | 0.00% | 69.83 | |
080007xx010xxx | 皮膚の良性新生物-皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)等 -処置1:なし-処置2:0-副病:0-0 |
22 | 2.23 | 3.93 | 0.00% | 58.00 | |
070010xx970xxx | 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。) -その他の手術あり-処置1:なし-処置2:0-副病:0-0 |
– | – | 4.28 | – | – | |
080006xx01x0xx | 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外) -皮膚悪性腫瘍切除術等-処置1:0-処置2:なし-副病:0-0 |
– | – | 7.22 | – | – |
皮膚科では、良性・悪性腫瘍摘出術を含めた外科的手術を積極的に行っております。
2023年度の入院治療においては、蜂窩織炎を含む膿皮症が最も多く、次いで帯状疱疹の症例が多く見られました。蜂窩織炎は足白癬などから細菌が入り皮膚から皮下に炎症がおきるもので、下肢挙上の上、抗生剤の点滴が必要となります。
帯状疱疹は水痘帯状疱疹ウイルスによって引き起こされる病気で、神経痛と水疱などの皮疹が神経の分布に沿って帯状に生じます。急性期の治療は安静の上、抗ウイルス剤の投与が必要です。
また、前年度同様に粉瘤や脂肪腫など良性腫瘍の手術症例や、基底細胞癌やボーエン病といった悪性腫瘍の手術症例も多く見られました。
2023年度の入院治療においては、蜂窩織炎を含む膿皮症が最も多く、次いで帯状疱疹の症例が多く見られました。蜂窩織炎は足白癬などから細菌が入り皮膚から皮下に炎症がおきるもので、下肢挙上の上、抗生剤の点滴が必要となります。
帯状疱疹は水痘帯状疱疹ウイルスによって引き起こされる病気で、神経痛と水疱などの皮疹が神経の分布に沿って帯状に生じます。急性期の治療は安静の上、抗ウイルス剤の投与が必要です。
また、前年度同様に粉瘤や脂肪腫など良性腫瘍の手術症例や、基底細胞癌やボーエン病といった悪性腫瘍の手術症例も多く見られました。
泌尿器科 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
110070xx03x0xx | 膀胱腫瘍-膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術-処置1:0-処置2:なし-副病:0-0 |
71 | 7.93 | 6.85 | 1.41% | 77.11 | |
110080xx991xxx | 前立腺の悪性腫瘍 -手術なし-処置1:あり-処置2:0-副病:0-0 |
64 | 3.02 | 2.44 | 0.00% | 73.63 | |
110420xx02xxxx | 水腎症等-経尿道的尿管ステント留置術等 -処置1:0-処置2:0-副病:0-0 |
36 | 6.06 | 4.02 | 0.00% | 81.00 | |
11022xxx01xxxx | 男性生殖器疾患-精索捻転手術等 -処置1:0-処置2:0-副病:0-0 |
– | – | 3.69 | – | – | |
110070xx99x20x | 膀胱腫瘍 -手術なし-処置1:0-処置2:2あり-副病:なし-0 |
– | – | 9.06 | – | – |
泌尿器科の入院患者数は尿路悪性腫瘍(がん)に対する手術が上位を占めています。膀胱がんに対する内視鏡下手術と前立腺がん疑い例に対する生検(組織検査)が1位・2位を占め、前年度と同様に尿路悪性腫瘍に対する取り組みが多い事が示されています。
また、3位には水腎症疾患が占めております。水腎症は尿管狭窄によるものであり、治療には尿道の入り口(外尿道口)から膀胱へ内視鏡を入れ、尿管の入り口より尿管カテーテルの一種(尿管ステント)を留置する、経尿道的尿管ステント留置術をおこないます。
また、3位には水腎症疾患が占めております。水腎症は尿管狭窄によるものであり、治療には尿道の入り口(外尿道口)から膀胱へ内視鏡を入れ、尿管の入り口より尿管カテーテルの一種(尿管ステント)を留置する、経尿道的尿管ステント留置術をおこないます。
糖尿病内科 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
10007xxxxxx0xx | 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) -手術なし-処置1:0-処置2:なし-副病:0-0 |
25 | 9.28 | 10.66 | 0.00% | 62.68 | |
10007xxxxxx1xx | 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) -手術なし-処置1:0-処置2:1あり-副病:0-0 |
19 | 14.37 | 13.99 | 0.00% | 64.16 | |
100040xxxxx00x | 糖尿病性ケトアシドーシス、非ケトン昏睡 -手術なし-処置1:0-処置2:なし-副病:なし-0 |
– | – | 13.15 | – | – | |
10006xxxxxx1xx | 1型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) -手術なし-処置1:0-処置2:1あり-副病:0-0 |
– | – | 13.31 | – | – | |
100050xxxxxxxx | 低血糖症(糖尿病治療に伴う場合) -手術なし-処置1:0-処置2:0-副病:0-0 |
– | – | 7.61 | – | – |
2023年度は、前年度と疾患の構成に変化はありません。糖尿病内科は、1型や2型を含めたコントロール不良な糖尿病に対して入院治療をおこなっています。摂取カロリー過多や運動不足による肥満、高齢化が進行する現代において、糖尿病患者数は増加の一途を辿っております。他科と連携して糖尿病合併症の予防に取り組んでいます。
消化器内科 | |||||||
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DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
060100xx01xxxx | 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) -内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術-処置1:0-処置2:0-副病:0-0 |
283 | 2.43 | 2.61 | 0.35% | 67.45 | |
060340xx03x00x | 胆管(肝内外)結石、胆管炎 -限局性腹腔膿瘍手術等-処置1:0-処置2:なし-副病:なし-0 |
123 | 10.49 | 8.75 | 4.88% | 76.86 | |
060380xxxxx0xx | ウイルス性腸炎 -手術なし-処置1:0-処置2:なし-副病:0-0 |
42 | 6.45 | 5.64 | 0.00% | 52.86 | |
060020xx04xxxx | 胃の悪性腫瘍-内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 -処置1:0-処置2:0-副病:0-0 |
– | – | 7.61 | – | – | |
060102xx99xxxx | 穿孔又は膿瘍を伴わない憩室性疾患 -手術なし-処置1:0-処置2:0-副病:0-0 |
– | – | 7.58 | – | – |
消化器内科は、消化管臓器と肝臓、胆道、膵臓の疾患を扱っています。2023年度は、大腸ポリープの内視鏡的治療が昨年と同様に最も多く、次いで胆管結石や胆管炎による疾患、ウイルス性腸炎の疾患となっています。最近は早期の消化管早期癌に対する消化管粘膜下層剥離術の症例が増えています。消化器疾患に関しては、外科・放射線科・内視鏡センターで構成する消化器センターカンファレンスで最適な治療を検討しています。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
初発 | 再発 | 病期分類基準(※) | 版数 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Stage I | Stage II | Stage III | Stage IV | 不明 | ||||
胃癌 | 50 | – | 10 | – | – | – | 1 | 8 |
大腸癌 | 42 | 27 | 48 | 32 | – | – | 2 | 9 |
乳癌 | – | – | – | – | – | – | – | – |
肺癌 | – | – | – | – | – | – | 1 | 8 |
肝癌 | – | – | – | – | – | – | 2 | 6 |
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
5大癌について、集計期間内に入院治療等を行った、初発患者さんのUICC病期分類によるステージ別延べ人数、および再発患者さんの延べ人数に分けて集計しています。
UICCの病期分類とは、T=原発層の大きさと進展度、N=所属リンパ節転移の程度、M=遠隔転移の有無の3つのカテゴリーによって各部位のがんをⅠ期からⅣ期のステージに分けて分類するものです。
「初発」とは、自施設において、当該腫瘍の診断、診断と初回治療、あるいは初回治療を実施した場合を指します。「再発」とは、自施設・他施設を問わずに初回治療が完了した後、自施設にて患者を診察した場合や、治療がんの寛解後に局所再発・再燃あるいはあらたな遠隔転移をきたした場合を指します。
※10症例未満のものは表中-(ハイフン)で表示しています。
UICCの病期分類とは、T=原発層の大きさと進展度、N=所属リンパ節転移の程度、M=遠隔転移の有無の3つのカテゴリーによって各部位のがんをⅠ期からⅣ期のステージに分けて分類するものです。
「初発」とは、自施設において、当該腫瘍の診断、診断と初回治療、あるいは初回治療を実施した場合を指します。「再発」とは、自施設・他施設を問わずに初回治療が完了した後、自施設にて患者を診察した場合や、治療がんの寛解後に局所再発・再燃あるいはあらたな遠隔転移をきたした場合を指します。
※10症例未満のものは表中-(ハイフン)で表示しています。
成人市中肺炎の重症度別患者数等
患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | |
---|---|---|---|
軽症 | 22 | 9.82 | 55.00 |
中等症 | 77 | 15.70 | 83.71 |
重症 | 37 | 20.43 | 87.68 |
超重症 | – | – | – |
不明 | – | – | – |
市中肺炎とは、普段日常生活を送っている中で罹患した肺炎(COVID肺炎は含まない)の事を指す。重症度(点数)は、成人市中肺炎診療ガイドライン(日本呼吸器学会)による重症度分類(A-DROPスコア)用い、患者さんの年齢や、脱水の状態、呼吸状態、意識障害の有無、血圧などをもとに分類します。
2023年度では、中等症の方が最も多く77件でした。一般的に、高齢者の方ほど重症度が高くなりやすく、在院日数も伸びる傾向にありますが、当院においても同様の傾向がみられます。
2023年度では、中等症の方が最も多く77件でした。一般的に、高齢者の方ほど重症度が高くなりやすく、在院日数も伸びる傾向にありますが、当院においても同様の傾向がみられます。
脳梗塞の患者数等
発症日から | 患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | 転院率 |
---|---|---|---|---|
3日以内 | 13 | 27.62 | 79.31 | 14.29% |
その他 | 8 | 26.63 | 87.50 | 9.52% |
本指標は「ICD10(アイシーディーテン)」というWHO(世界保健機関)が定めた世界的な傷病に関する分類における、2023年度の脳梗塞患者数を記載しています。
本データは発症日から3日以内に診療を開始した方と、4日目以降に開始した方をその他で分類しています。今後も早期発見・早期治療につとめてまいります。
本データは発症日から3日以内に診療を開始した方と、4日目以降に開始した方をその他で分類しています。今後も早期発見・早期治療につとめてまいります。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
循環器内科 | |||||||
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Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
K5951 | 経皮的カテーテル心筋焼灼術(心房中隔穿刺、心外膜アプローチ) | 103 | 1.47 | 2.61 | 0.00% | 66.53 | |
K5493 | 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) | 95 | 2.34 | 2.06 | 0.00% | 70.82 | |
K5972 | ペースメーカー移植術(経静脈電極) | 54 | 2.48 | 7.19 | 5.56% | 84.72 | |
K5491 | 経皮的冠動脈ステント留置術(急性心筋梗塞) | – | – | – | – | – | |
K616 | 四肢の血管拡張術・血栓除去術 | – | – | – | – | – |
2023年度は、経皮的カテーテル心筋焼灼術が共に103件と最も多く施行されており、次いで経皮的冠動脈ステント留置術が95件となっています。経皮的カテーテル心筋焼灼術は、前年と同様に頻脈性不整脈の症例に対して多く用いられています。経皮的冠動脈ステント留置術は、狭心症や急性心筋梗塞の治療で選択されました。また、第3位のペースメーカー移植術は、徐脈性不整脈および心不全の治療において選択されております。
当院では、心臓血管外科、臨床工学科、ICU病棟と連携した心臓血管センターを構成しており、24時間365日体制で心疾患による急患を受け入れております。
当院では、心臓血管外科、臨床工学科、ICU病棟と連携した心臓血管センターを構成しており、24時間365日体制で心疾患による急患を受け入れております。
外科 | |||||||
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Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
K672-2 | 腹腔鏡下胆嚢摘出術 | 130 | 0.94 | 4.92 | 1.54% | 59.32 | |
K634 | 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) | 129 | 0.11 | 1.78 | 0.00% | 66.23 | |
K6335 | 鼠径ヘルニア手術 | 61 | 0.23 | 1.38 | 0.00% | 68.21 | |
K719-3 | 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 etc. | – | – | – | – | – | |
K718-22 | 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴うもの) | – | – | – | – | – |
外科では、診療報酬上のコード別による手術件数において、腹腔鏡下胆嚢摘出術が最も多く、次いで腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術となっています。当院では良性疾患のみならず、悪性腫瘍に対しても、早くから腹腔鏡手術を取り入れており、現在では、胃癌や大腸癌のみならず、食道癌や肝胆膵疾患などの難易度の高い手術に対しても安全性を十分に確保した上でその適応を広げています。
2023年度の実績では、大腸がん手術において、100例のうち89%、胃がん手術においては、23例のうち83%を腹腔鏡手術で行っています。また、年間720例ある手術のうち、約8割の症例において、腹腔鏡手術を行っており、一番多い胆嚢摘出術では、約99%の手術が腹腔鏡で行っております。
2023年度の実績では、大腸がん手術において、100例のうち89%、胃がん手術においては、23例のうち83%を腹腔鏡手術で行っています。また、年間720例ある手術のうち、約8割の症例において、腹腔鏡手術を行っており、一番多い胆嚢摘出術では、約99%の手術が腹腔鏡で行っております。
整形外科 | |||||||
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Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
K0821 | 人工関節置換術(膝) etc. | 150 | 1.09 | 19.49 | 4.00% | 74.47 | |
K0462 | 骨折観血的手術(前腕) etc. | 102 | 1.76 | 4.40 | 0.98% | 55.66 | |
K0461 | 左骨折観血的手術(大腿) etc. | 80 | 1.80 | 16.89 | 37.50% | 74.94 | |
K0483 | 骨内異物(挿入物を含む。)除去術(下腿) etc. | – | – | – | – | – | |
K142-8 | 顕微鏡下腰部脊柱管拡大減圧術 | – | – | – | – | – |
整形外科の2023年度の手術件数は1,437件でした。第1位の「人工関節置換術(膝)etc」では、膝に対する人工関節置換術(103件)だけでなく肩や股関節に対する人工関節置換術(47件)も含まれております。超高齢化社会において膝関節症は多くの人の生活の質を落とす最大の疾患となっています。また、次に多い「骨折観血的手術(前腕)etc」では、前腕に対する観血的手術(81件)だけでなく、下腿に対する観血的手術(21件)も含まれております。骨折観血的手術とは、ギプスの固定では治癒が難しい複雑、重度の骨折、関節周辺の骨折を治療する際に選択される切開の術式の事を指します。
当科では、手肘外科、脊椎、膝関節の各専門医の下、各セラピストが連携した回復アプローチを行う体制を継続しております。
当科では、手肘外科、脊椎、膝関節の各専門医の下、各セラピストが連携した回復アプローチを行う体制を継続しております。
心臓血管外科 | |||||||
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Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
K5612ロ | ステントグラフト内挿術(腹部大動脈) | 20 | 3.15 | 13.95 | 15.00% | 78.35 | |
K5612イ | ステントグラフト内挿術(胸部大動脈) | 18 | 4.22 | 15.22 | 11.11% | 70.06 | |
K5522 | 冠動脈、大動脈バイパス移植術(2吻合以上) | 14 | 5.21 | 18.71 | 7.14% | 68.71 | |
K5551 | 弁置換術(1弁) | – | – | – | – | – | |
K5602 | 大動脈瘤切除術(弓部) | – | – | – | – | – |
心臓血管外科の手術数は上記の通りです。
当科では循環器内科と臨床工学科、ICU病棟と連携した心臓血管センターを組織しており24時間365日心疾患患者を受け入れる体制を構築しております。
当科では循環器内科と臨床工学科、ICU病棟と連携した心臓血管センターを組織しており24時間365日心疾患患者を受け入れる体制を構築しております。
産婦人科 | |||||||
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Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
K8882 | 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡によるもの) etc. | 62 | 0.95 | 4.77 | 0.00% | 36.68 | |
K8982 | 帝王切開術(選択帝王切開) | 45 | 1.00 | 7.51 | 0.00% | 35.18 | |
K872-31 | 子宮内膜ポリープ切除術(生食:バイポーラ) etc. | 23 | 1.39 | 1.04 | 0.00% | 37.43 | |
K877-2 | 腹腔鏡下腟式子宮全摘術 | – | – | – | – | – | |
K872-2 | 腹腔鏡下子宮筋腫摘出(核出)術 | – | – | – | – | – |
2023年度に最も多い「子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡)は主に卵巣のう腫の摘出術をさしております。
2番目に多い「帝王切開術(選択帝王切開)」は帝王切開や筋腫の核出術などの手術既往がある方や骨盤位等であらかじめ予定されている帝王切開術の件数を示しております。
「子宮内膜ポリープ切除術」は、指標2のDPCコードのうち子宮内膜で認められた腫瘍(ポリープ)の切除を行う術式と件数を示しております。
当院では腹腔鏡や子宮鏡を用いた手術を積極的に施行し患者さんの負担の軽減に努めています。
2番目に多い「帝王切開術(選択帝王切開)」は帝王切開や筋腫の核出術などの手術既往がある方や骨盤位等であらかじめ予定されている帝王切開術の件数を示しております。
「子宮内膜ポリープ切除術」は、指標2のDPCコードのうち子宮内膜で認められた腫瘍(ポリープ)の切除を行う術式と件数を示しております。
当院では腹腔鏡や子宮鏡を用いた手術を積極的に施行し患者さんの負担の軽減に努めています。
眼科 | |||||||
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Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
K2821ロ | 水晶体再建術(眼内レンズを挿入)(その他) | 246 | 0.00 | 1.00 | 0.00% | 76.99 | |
K2801 | 硝子体茎顕微鏡下離断術(網膜付着組織を含む) | 12 | 0.25 | 4.08 | 0.00% | 60.75 | |
K2423 | 斜視手術(前転法と後転法) | – | – | – | – | – | |
K2821イ | 水晶体再建術(眼内レンズを挿入)(縫着レンズ挿入) | – | – | – | – | – | |
K2802 | 硝子体茎顕微鏡下離断術(その他) | – | – | – | – | – |
眼科では、白内障の患者さんに対する水晶体再建術を最も多く施行しており、上記は入院手術実態ですが、現在は日帰り手術が多くなってきております。入院もしくは日帰り手術を選んで頂き、1ヶ月前後のご予約を受けて行っています。
術後乱視などのリスクを最小にするための小切開による経結膜強角膜切開を採用し、場合により乱視を補正できるレンズを導入することで、よりよい術後視力を患者さんに提供できるように配慮しております。厚生労働省で認可されている多焦点眼内レンズも採用しております。
網膜前膜・黄斑円孔をはじめ、主な網膜疾患に対する硝子体手術が必要な患者さんの入院治療にもあたっております。
斜視手術・緑内障手術は、精査にて必要時に行っております。
術後乱視などのリスクを最小にするための小切開による経結膜強角膜切開を採用し、場合により乱視を補正できるレンズを導入することで、よりよい術後視力を患者さんに提供できるように配慮しております。厚生労働省で認可されている多焦点眼内レンズも採用しております。
網膜前膜・黄斑円孔をはじめ、主な網膜疾患に対する硝子体手術が必要な患者さんの入院治療にもあたっております。
斜視手術・緑内障手術は、精査にて必要時に行っております。
皮膚科 | |||||||
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Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
K0062 | 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3cm以上6cm未満) | 14 | 0.14 | 1.14 | 0.00% | 49.29 | |
K0072 | 皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除) | 11 | 0.27 | 1.64 | 0.00% | 76.91 | |
K0301 | 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術(躯幹) etc. | – | – | – | – | – | |
K0051 | 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2cm未満) | – | – | – | – | – | |
K0052 | 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2cm以上4cm未満) | – | – | – | – | – |
皮膚科で示されている手術件数は皮膚もしくは皮下に生じた良性および悪性腫瘍(がん)の切除件数です。
2023年度は、粉瘤や母斑などの良性腫瘍を対象とした皮膚・皮下腫瘍摘出術を最も多く手掛けました。また、前年度と同様に悪性腫瘍(がん)の切除術も多く手掛けております。構成としては、前年度と比べ大きな変化はありません。
皮膚・皮下腫瘍摘出術の平均術後日数においては、前年の1.21日から1.14日へ短縮しております。
2023年度は、粉瘤や母斑などの良性腫瘍を対象とした皮膚・皮下腫瘍摘出術を最も多く手掛けました。また、前年度と同様に悪性腫瘍(がん)の切除術も多く手掛けております。構成としては、前年度と比べ大きな変化はありません。
皮膚・皮下腫瘍摘出術の平均術後日数においては、前年の1.21日から1.14日へ短縮しております。
泌尿器科 | |||||||
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Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
K8036イ | 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用) | 71 | 1.21 | 5.72 | 1.41% | 77.11 | |
K783-2 | 経尿道的尿管ステント留置術 | 36 | 1.67 | 5.67 | 0.00% | 79.92 | |
K834-3 | 顕微鏡下精索静脈瘤手術 | 25 | 1.00 | 1.00 | 0.00% | 28.72 | |
K838-22 | 精巣内精子採取術(顕微鏡) | – | – | – | – | – | |
K773-2 | 腹腔鏡下腎(尿管)悪性腫瘍手術 | – | – | – | – | – |
最も多い手術は、前年度と同様に内視鏡下膀胱悪性腫瘍切除術です。摘除標本より、表在がん/筋層浸潤がんが診断されます。表在がんに対しては抗がん剤やBCGの膀胱内注入治療が、筋層浸潤がんに対しては、腹腔鏡補助下における「膀胱全摘術・回腸導管造設術」や、「膀胱全摘術・新膀胱造設術あるいは膀胱部分切除術」が行われます。2番目に多い経尿道的尿管ステント留置術は、閉塞した尿管にステントを留置して尿流を確保するもので、他科悪性腫瘍や尿管結石による尿管閉塞に対して行われます。3番目に多い顕微鏡下精索静脈瘤手術は、精巣静脈から精巣への血液の逆流を遮断し造精機能を回復するために行われる手術です。当科は関連の不妊治療専門婦人科クリニックである「虹クリニック」と連携し男性不妊治療を積極的に行っています。
また、疾患の構成としては、前年度と比べて大きな違いはありません。
また、疾患の構成としては、前年度と比べて大きな違いはありません。
消化器内科 | |||||||
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Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
K7211 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) | 264 | 0.37 | 1.36 | 0.38% | 68.18 | |
K688 | 内視鏡的胆道ステント留置術 | 70 | 0.57 | 11.47 | 10.00% | 79.53 | |
K6871 | 内視鏡的乳頭切開術(乳頭括約筋切開のみのもの) etc. | 55 | 0.64 | 7.29 | 3.64% | 70.64 | |
K654 | 内視鏡的消化管止血術 | – | – | – | – | – | |
K6532 | 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍胃粘膜) | – | – | – | – | – |
2023年度の消化器内科手術件数で最も多かったものは、前年度と同様に内視鏡的大腸ポリープ切除術でした。次いで、胆道疾患に対する内視鏡的胆道ステント留置術や内視鏡的乳頭切開術でした。
消化器疾患に関しては、外科・放射線科・内視鏡センターで構成する消化器センターカンファレンスで最適な治療を検討しています。
消化器疾患に関しては、外科・放射線科・内視鏡センターで構成する消化器センターカンファレンスで最適な治療を検討しています。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
DPC | 傷病名 | 入院契機 | 症例数 | 発生率 |
---|---|---|---|---|
130100 | 播種性血管内凝固症候群 | 同一 | – | – |
異なる | 13 | 0.21% | ||
180010 | 敗血症 | 同一 | – | – |
異なる | – | – | ||
180035 | その他の真菌感染症 | 同一 | – | – |
異なる | – | – | ||
180040 | 手術・処置等の合併症 | 同一 | – | – |
異なる | – | – |
当院における、DIC(播種性血管内凝固症候群)、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の患者数と発症率を、DPC病名と入院契機病名が「同一」か「異なる」に分類して集計しています。(入院した時に発症していた病気であれば「同一」、入院した後に発症した病気であれば「異なる」となります)
上記傷病名について、それぞれの症例数を全退院数で割った値が発生率となっています
上記傷病名について、それぞれの症例数を全退院数で割った値が発生率となっています
リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率
肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが 「中」以上の手術を施行した 退院患者数(分母) |
分母のうち、肺血栓塞栓症の 予防対策が実施された患者数(分子) |
リスクレベルが「中」以上の手術を 施行した患者の肺血栓塞栓症の 予防対策の実施率 |
---|---|---|
1,134 | 1,109 | 97.80% |
周術期の肺血栓塞栓症の予防行為の実施は、発生率を下げることにつながります。
血液培養2セット実施率
血液培養オーダー日数(分母) | 血液培養オーダーが1日に 2件以上ある日数(分子) |
血液培養2セット実施率 |
---|---|---|
263 | 156 | 59.32% |
広域抗菌薬を使用する際、投与開始時に血液培養検査を行うことは、望ましいプラクティスとなります。また、血液培養は 1セットのみの場合の偽陽性による過剰治療を防ぐため、 2セット以上行うことが推奨されています。
広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率
広域スペクトルの抗菌薬が 処方された退院患者数(分母) |
分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日 までの間に細菌培養同定検査が 実施された患者数(分子) |
広域スペクトル抗菌薬使用時の 細菌培養実施率 |
---|---|---|
624 | 434 | 69.55% |
近年、多剤耐性アシネトバクター属菌や、幅広い菌種に効果を有するカルバペネム系抗菌薬に耐性のある腸内細菌科細菌など、新たな抗菌薬耐性菌(以下、耐性菌)が出現し、難治症例が増加していることが世界的な問題となっています。不適切な抗菌薬の使用は、耐性菌の発生や蔓延の原因になることから、抗菌薬適正使用を推進する取り組みが求められます。抗菌薬適正使用の鍵を握るのは正確な微生物学的診断であり、抗菌薬投与前の適切な検体採取と培養検査が必要です 。
更新履歴
2024.09.27 令和5年度(2023年度)病院情報の公表 掲載