循環器内科からのお知らせ
2024年11月21日 第38回 荻窪循環器カンファレンスを2024年12月3日(火)に対面開催で行いました
2024年10月07日 第37回 荻窪循環器カンファレンスを2024年10月29日(火)に対面開催で行いました
2024年08月05日 経カテーテル大動脈弁置換術「TAVI」を開始いたします
この度、当院は経カテーテル的心臓弁治療関連学会協議会よりTAVI実施施設として本日付けで認定されました。
2024年07月01日 血管内石灰化破壊術「IVL」を開始いたしました
2024年06月27日 第36回 荻窪循環器カンファレンスを2024年7月31日(水)に対面開催で行いました
2023年10月01日 冠動脈CT検査 仮想血流解析システム「FFRct」を導入いたしました
診療体制
CCUネットワーク加盟病院として、“24時間365日”を合言葉に、常勤医10名で救急患者さんの即応体制を整えています(救急対応のためのICU8床あり)。急を要する場合は循環器救急担当医にいつでもお電話ください。迅速に対応させていただきます。
高齢化社会に伴い心臓血管疾患の様相は変遷しています。年齢だけでなく、患者さんがどういう生活をされているかに合わせて、診療方針を考える必要があります。急性期医療と合わせて、循環器に特化した専門的医療を行います。
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ご予約
8:30~17:30 ※土曜は12:00まで地域連携室 直通番号
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03-3399-0257
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緊急受診
循環器担当医が対応いたします病院代表
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03-3399-1101
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医師紹介
<医師をクリックすると詳しい内容をご覧になれます>
石井 康宏
Ishii Yasuhiro
副院長
循環器内科部長
地域連携室統括責任者主な専門心臓病のカテーテルによる診断・治療。特に虚血性心疾
医師紹介
循環器内科
副院長
循環器内科部長
地域連携室統括責任者石井 康宏
Ishii Yasuhiro
- 入職
- 2007年
- 主な専門分野
- 心臓病のカテーテルによる診断・治療。特に虚血性心疾患における冠動脈造影法、カテーテル治療(カテーテル検査・治療実績:検査 約11,000例、治療 約2,300例)
- 医学博士
- 日本内科学会認定内科医
- 日本循環器学会認定循環器専門医
- 日本心血管インターベンション治療学会指導医
- 植込み型除細動器研修修了証取得医
- 両心室ペーシング研修修了証取得医
- ペーシングによる心不全治療研修修了証取得医
- 日本医師会認定産業医
- 日本冠疾患学会理事
- 日本心血管画像動態学会評議員
- 末梢血管画像・血管内治療研究会評議員 等
1989年 千葉大学医学部 卒業 1989年 東京女子医科大学日本心臓血圧研究所循環器内科に入局 1992年 榊原記念病院循環器内科レジデント 1993年 本多記念東北循環器科病院循環器内科医員 1994年 埼玉県立循環器呼吸器病センター循環器内科医員 1995年 東京女子医科大学循環器内科心臓カテーテル室 1997年 医学博士号 1998年 オランダ・ライデン大学 循環器・放射線科スタッフ 2000年 東京女子医科大学循環器内科心臓カテーテル室長 2005年 大崎病院東京ハートセンター副院長 循環器科部長 2007年 荻窪病院循環器科部長 2009年 荻窪病院副院長
インタビューInterview
まずは、荻窪病院に着任されてから病院がどのように変わってきたのか教えていただけますか。
私は2007年10月に赴任し、10年が過ぎました。荻窪病院はこの地で長い間医療を行ってきましたが、2007年セコム医療システムが経営参画することになりました。新しく何かを始めようとしたときに、やはり救急医療に力を入れたい、そこで選んだのが心臓血管センターですね。2008年の4月に心臓血管センターができ、澤先生(心臓血管外科部長)が赴任されました。心臓血管外科と循環器内科がしっかりと連携し、この地区に少ない心臓の専門的医療を提供していくということになりました。
セコム提携病院と言っても、上からトップダウンで物事を命令するという方式ではありません。全国に20近くある提携病院が集まって勉強会をしたりして、みんなで”いいとこ取り”をしています。いいところをみんなで真似し合って、それでみんなでいい病院になっていこうというグループ作りをしています。非常に時間はかかるけれど、忍耐強くやっていくのがセコムのやり方です。そういうやり方で、病院はだいぶ変わってきたのではないかなと思います。副院長というポストで心がけられていることはありますか。
副院長になってから心がけていることは、若い力(自分もまだまだ若いと思っていますが、)が何かやりたいと思っているときに、それを上の力で押さえないということです。何かやってみてだめだったら補正して、また少しやってもらって、自分で成長してもらいたい、そういう思いがすごく強いですね。先生の専門の循環器内科の地域性についてお聞かせいただけますか。
やはり杉並区、練馬区の患者さんが8割、9割を占めています。地域貢献という観点で考えると、一つの病院だけで頑張ろうとするのではなく、城西地区、練馬、杉並、中野、板橋など、地域の循環器の先生方と連携を図り、一体となって患者さんにより良い医療を行うことが必要なのではないかと思っています。地域のクリニックなども連携に関わっているのでしょうか。
もちろんそうです。今言ってくださったのは「病診連携」ですね。2008年4月から年に3回、荻窪循環器カンファレンスという会を開催しています。クリニックと病院スタッフが心電図の勉強会などテーマを決めて開催し、おかげさまで地域の先生方が毎回30-40人ほど集まってくださいます。そういう勉強会を行いながら、顔の見える「病診連携」を心がけています。まず近所のクリニックの先生方からご紹介をいただいて、血圧、狭心症、弁膜症、不整脈など様々な病気の患者さんに専門的検査・治療を行い、落ち着いたら紹介してくださった先生の所に戻っていただくという連携をとっています。それでは患者さんとの関係はどうでしょうか。
患者さん向けには「みんなの健康講座」という会を開催しています。循環器内科領域の、たとえば高血圧といったテーマに限らず、熱中症、紫外線の話などを重ねて、30回を越えました。循環器ですと、高齢の患者さんも多いと思います。体力的に不安に思われている方についてどうですか。
高齢化社会を実感します。実際、入院している患者さんの6割から7割が80歳以上の方です。昔は80歳を超えた高齢の方に心臓の手術とかカテーテル検査、治療は行っていませんでした。
でもそれはずいぶん前のことで、今は80歳を超えても元気な方はいっぱいいらっしゃいます。そういう方たちに対してどういう考え方で治療を行うかというと、“元の生活に戻れる”ということです。歩いてスーパーに買い物に行っていた人には、やっぱりまた元気に自立した生活に戻ってほしいという気持ちが強く、そこが判断基準ですね。80歳後半の方にカテーテルなんて、と言う人もいますが、当院では上記判断基準を原則として、元の健康な生活に戻るべく、安全にカテーテル検査・治療を行えるよう努めています。特に心筋梗塞といった生死にかかわる病態の場合にはたとえ90歳以上であってもカテーテルを行うことがあります。治療方法の分野についてもお話を聞かせていただけますか。
大学病院に負けないくらいのレベルの専門的医療を行っていると自負しています。ですので、心臓に何かあったら、とりあえずいらしてほしいです。不安定狭心症、心筋梗塞、心不全などは24時間365日救急体制で受けています。また、最近ではフットケア・下肢救済センターも開設しました。整形外科、皮膚科、内科等と連携を取りながら、チーム医療を展開しています。特徴についてのお話をもう少し聞かせていただけますか。
2013年7月に別館ができて、もともと一つだったカテーテル室が二つになりました。今まではカテーテル室が一部屋でしたので、時間がかかるような手技はなかなかできませんでした。心筋梗塞など、急を要する患者さんが運ばれた時に部屋がふさがっていると困るからです。
時間がかかる手技はいくつかありますが、その中でも心房細動に対する心筋焼灼術:カテーテルアブレーション治療は3時間から5時間くらい時間がかかります。今回カテーテル室が2室になったことで、これからは心房細動に対するカテーテルアブレーション治療を積極的に行っていきたいと考えています。
それから先程のフットケア・下肢救済センターの話ですが、最近は足の甲くらいまでカテーテル治療をする時代になりました。虚血を解除(=血流を再開させる)して、壊死する範囲を少なくする、切断範囲を小さくするということは、その方のADL、予後に関わるとても重要なことです。下肢の虚血の人、足が腐ってしまうくらいの方の5年生存率は非常に悪く、もともと高齢という要素もありますが、5割を切っています。少しでも生存率がよくなるのであれば、やはり治療してあげたいという気持ちがあります。地域の皆さんへのメッセージをいただけますか。
病院が医療を提供するのは当たり前だと思っています。もう一つ、職員に豊かな生活を提供するのも当たり前だと思います。 でもやはりそれに加えて、地域に対して社会的な貢献をしていかなければいけないと思っています。地域に様々なかたちで貢献していくことが今後の病院の姿だと思っています。たとえば、災害が起きたときに、病院が地域においていかなる役割を果たすべきかという災害医療もその一つです。 地域の皆さんに何かあった時、真っ先に荻窪病院を思いついてもらいたいと思っています。大塚 雅人
Otsuka Masato
医長
臨床研修管理委員会委員長主な専門心血管カテーテル治療 心臓病の画像診断 虚血性心
医師紹介
循環器内科
医長
臨床研修管理委員会委員長大塚 雅人
Otsuka Masato
- 入職
- 2014年
- 主な専門分野
- 心血管カテーテル治療
心臓病の画像診断
虚血性心臓病
- 医学博士
- 日本循環器学会認定循環器専門医
- 日本心血管インターベンション治療学会専門医
- 日本冠疾患学会特別正会員(FJCA)・評議員
- 日本内科学会認定内科医
- 麻酔科標榜資格
- 日本心血管画像動態学会評議員
- 血管内イメージング研究会世話人 他
1990年 岡山大学 医学部 卒業 1990年 岡山大学医学部付属病院 麻酔・蘇生科 1991年 香川県立中央病院 麻酔科 1992年 東京女子医大附属日本心臓血圧研究所 循環器内科 1998年 大阪市立総合医療センター 循環器内科(医長) 2004年 桐蔭横浜大学
先端医用工学センター講師→工学研究科准教授2004年 横浜総合病院ハートセンター
循環器科 部長→主任部長 兼任2006-2007年
オランダ、エラスムスメディカルセンター留学
(放射線科・循環器科リサーチフェロー)
■著書(分担執筆)
これからはじめるPCI(メジカルビュー社)
循環器臨床サピア⑥心血管CTパーフェクトガイド(中山書店)
Q&Aでやさしく学ぶ心臓CT(メジカルビュー社)
新目で見る循環器病シリーズ11 狭心症(メジカルビュー社)
EBM循環器疾患の治療2004-2005(中外医学社)
目で見る循環器病シリーズ18 循環器病の救急処置(メジカルビュー社)
心臓病診療プラクティス18 インターベンションを活かす(文光堂)
心臓病診療プラクティス12 冠動脈疾患を心エコー図で診る(文光堂)
メッセージMessage
循環器チーム一丸となって心・血管疾患の診療に取り組み、地域・社会に貢献していきたいと思っています。
小金井 博士
Koganei Hiroshi
下肢救済・フットケアセンター長
循環器内科医長主な専門冠動脈疾患、末梢動脈疾患(閉塞性動脈硬化症など)
医師紹介
循環器内科
下肢救済・フットケアセンター長
循環器内科医長小金井 博士
Koganei Hiroshi
- 入職
- 2011年
- 主な専門分野
- 冠動脈疾患、末梢動脈疾患(閉塞性動脈硬化症など)
冠動脈・末梢血管カテーテル治療
- 医学博士
- 日本内科学会認定内科医
- 日本循環器学会認定循環器専門医
- 日本心血管インターベンション治療学会専門医
1994年 東京医科大学医学部 卒業 1994年 東京女子医科大学病院 1996年 聖隷浜松病院 2001年 東京女子医科大学病院 2003年 東京都立府中病院(現 多摩総合医療センター) 2008年 NTT東日本関東病院
メッセージMessage
患者様・開業医の先生方がご利用しやすい敷居の低さと素早い対応、地元で受けられる専門性の高い医療。これらを両立させるため、日々努力しています。
熊谷 麻子
Kumagai Asako
医長
主な専門循環器内科全般
医師紹介
循環器内科
医長熊谷 麻子
Kumagai Asako
- 入職
- 2009年
- 主な専門分野
- 循環器内科全般
- 日本内科学会総合内科専門医
- 日本循環器学会認定循環器専門医
- 日本医師会認定産業医
1999年 東海大学医学部医学科 卒業 2007年 東海大学医学部付属大磯病院 2008年 平塚市民病院 循環器科
宗次 裕美
Munetsugu Yumi
医長
主な専門不整脈 循環器内科一般
医師紹介
循環器内科
医長宗次 裕美
Munetsugu Yumi
- 入職
- 2020年
- 主な専門分野
- 不整脈 循環器内科一般
- 医学博士
- 日本内科学会認定総合内科専門医
- 日本循環器学会認定循環器専門医
- 日本不整脈心電学会認定不整脈専門医
- 日本不整脈心電学会 ICD/CRT研修修了
- 日本内科学会
- 日本循環器学会
- 日本不整脈心電学会
2007年 愛媛大学医学部 卒業 2007年 昭和大学病院 初期臨床研修医 2009年 昭和大学病院 循環器内科 2011年 総合高津中央病院 内科 2013年 昭和大学病院 循環器内科 2016年 関東労災病院 循環器内科 2017年 昭和大学病院 循環器内科 助教
メッセージMessage
循環器疾患の中で不整脈分野が専門になります。
不整脈には様々ものがあり、治療方法も日々進歩しております。ペースメーカーやアブレーション、薬物治療など、様々な治療方法やがあり、治療の選択肢の多い疾患といえます。
患者さん個人個人にあった適切な治療を提供できればと思いますので、よろしくお願いいたします。
加畑 充
Kahata Mituru
医長
主な専門心血管カテーテル治療 心不全治療 末梢血管カテー
医師紹介
循環器内科
医長加畑 充
Kahata Mituru
- 入職
- 2015年
- 主な専門分野
- 心血管カテーテル治療
心不全治療
末梢血管カテーテル治療
- 日本内科学会認定内科医
- 日本循環器学会認定循環器専門医
- 日本心血管インターベンション治療学会専門医
2008年 北里大学医学部 卒業 2008年 仙台厚生病院 2011年 気仙沼市立病院 2012年 みやぎ東部循環器科 2013年 仙台厚生病院
メッセージMessage
適切な医療の提供を心掛けています。
神島 一帆
Kamishima Kazuho
医長
主な専門循環器内科、冠動脈カテーテル治療、末梢血管カテーテ
医師紹介
循環器内科
医長神島 一帆
Kamishima Kazuho
- 入職
- 2023年
- 主な専門分野
- 循環器内科、冠動脈カテーテル治療、末梢血管カテーテル治療
- 医学博士
- 日本内科学会総合内科専門医
- 日本循環器学会循環器専門医
- 日本心血管インターベンション治療学会専門医
- 日本内科学会
- 日本循環器学会
- 日本心血管インターベンション治療学会
- 日本心臓病学会
- 日本冠疾患学会
2004年 聖マリアンナ医科大学医学部医学科 卒業 2004年 聖マリアンナ医科大学病院 初期臨床研修医 2006年 東京女子医科大学病院 2007年 総合病院聖隷浜松病院 2010年 東京女子医科大学八千代医療センター 2012年 東京女子医科大学病院 助教 2016年 佼成病院循環器内科 医長
メッセージMessage
心臓や足の血管のカテーテル治療を専門にしています。
専門性の高い技術で地域医療に貢献したいと思います。
安心して治療を受けられるように、丁寧で分かりやすい説明を心がけています。
気軽にお声がけください。大島 暢
Oshima Toru
医員
主な専門循環器内科、冠動脈カテーテル治療
医師紹介
循環器内科
医員大島 暢
Oshima Toru
- 入職
- 2024年
- 主な専門分野
- 循環器内科、冠動脈カテーテル治療
- 日本内科学会総合内科専門医・指導医
- 日本循環器学会認定循環器専門医・指導医
- 日本心血管インターベンション治療学会認定医
- 日本心臓リハビリテーション学会心臓リハビリテーション指導士
- 日本心臓病学会
- 日本冠疾患学会
2007年 日本大学医学部 卒業 2007年 日本大学医学部附属練馬光が丘病院 初期臨床研修医 2009年 日本大学医学部附属板橋病院 2010年 日本大学医学部附属練馬光が丘病院 循環器内科 2012年 心臓血管研究所附属病院 循環器内科 2015年 日本大学医学部附属板橋病院 循環器内科 2018年 TMGあさか医療センター 循環器内科 2020年 練馬総合病院 循環器内科
メッセージMessage
患者さんに寄り添い、適切な医療を提供できるよう心がけます。
橋本 考明
Hashimoto Takaaki
医員
主な専門循環器内科、不整脈・カテーテルアブレーション、心臓
医師紹介
循環器内科
医員橋本 考明
Hashimoto Takaaki
- 入職
- 2024年
- 主な専門分野
- 循環器内科、不整脈・カテーテルアブレーション、心臓超音波
- 日本専門医機構認定内科専門医
- AHA ACLS Provider 取得
上記以外の所属学会
- 日本循環器学会
2017年 北里大学医学部医学科 卒業 2017年 済生会中央病院 初期臨床研修医 2019年 北里大学病院 循環器内科 2020年 立川病院 内科 2022年 東海大学医学部附属八王子病院 循環器内科 助教
2023年度 日本心エコー図学会海外学会発表優秀論文賞 受賞
メッセージMessage
地域医療を心掛けながら、適切な医療を提供したいと思います。
津久井 宣博
Tsukui Nobuhiro
医員
主な専門循環器内科
医師紹介
循環器内科
医員津久井 宣博
Tsukui Nobuhiro
- 入職
- 2023年
- 主な専門分野
- 循環器内科
- 日本内科学会
- 日本循環器学会
2019年 東京慈恵会医科大学医学部医学科 卒業 2019年 自治医科大学附属さいたま医療センター 初期臨床研修医 2021年 東京女子医科大学病院 循環器内科
メッセージMessage
外来診療からカテーテル治療等も含めて、地域に根ざした適切な医療の提供を心掛けてます。
当科の特徴
地域と共に成長してきた16年の実績(2024年7月現在)。2013年より別館での稼働もスタート。
ハイブリッドを含む2室のカテーテル室を稼働し、学会施設認定等も充実。臨床・教育・研究において、幅広く診療が可能です。心臓血管に関する事ならなんでもご相談ください。
- 当科の注力疾患
-
- 狭心症
- 心筋梗塞
- 心不全(急性・慢性)
- 心臓弁膜症
- 不整脈(心房細動、心房粗動、WPW症候群、期外収縮、心室頻拍、徐脈など)
- 末梢動脈疾患(=閉塞性動脈硬化症 急性閉塞含む)
- 大動脈解離、大動脈瘤
- 深部静脈血栓症、肺塞栓
- 高血圧
虚血性心疾患の診断と治療
外来では主に256列高分解能CTを用いて診断します。さらにFFR-CTによる冠動脈血流解析を追加することで診断能が向上しました。必要であれば、カテーテル検査、治療(PCI)を行います。高度石灰化病変を伴う場合はダイアモンドのドリルで切削するロータブレーター、ダイアモンドバックを併用してきましたが、 2024年度から衝撃波で石灰化を破砕する治療(IVL)も開始しました。
経カテーテル的大動脈弁留置術(TAVI)
高齢化に伴い、大動脈弁狭窄症の患者さんは増加しています。これまで当院では心臓血管外科において、自己心膜を用いた大動脈弁再建術(AVneo)を行ってまいりましたが、新たに経カテーテル的大動脈弁留置術(TAV|)を開始しました。大動脈弁疾患に関する治療の幅が広がりました。多職種から構成されるハートチームにおいて、患者さんに適した治療法を選択し、安全に治療を継続してまいります。
≫くわしくはこちら
多様な不整脈治療
薬物抵抗性の頻脈性不整脈にはカテーテルアブレーションが可能で、特に心房細動の際は3次元マッピングシステムであるCARTO3を用いて、より効果的に施行します。高度徐脈に対してはペースメーカ植え込みを行います。心室頻拍、心不全に対する埋込型除細動器(ICD)、両心室ペーシング(CRTD)も行います。
重症下肢虚血は下肢救済・フットケアセンターで
閉塞性動脈硬化症、下肢冷感・潰瘍を伴う重症虚血下肢へのカテーテル治療、必要に応じてバイパス治療を積極的に行っています。特に積極的に行っています。とくに重症虚血下肢は非常に重篤な疾患であり、形成外科、血管外科、糖尿病内科、循環器内科から構成される下肢救済・フットケアセンターによるチーム医療を行います。
透析
重症心不全、低心機能患者さまに対するCHDFを積極的に行っています。また、透析患者さまが入院となった場合、入院中の透析に関して、ご紹介元の先生方と連絡をとりながら当院にてHDを施行します。
実績
19年度 | 20年度 | 21年度 | 22年度 | 23年度 | |
---|---|---|---|---|---|
カテーテル症例数 | 922 | 753 | 846 | 833 | 778 |
待機 | 770 | 649 | 712 | 693 | 629 |
緊急 | 152 | 104 | 134 | 140 | 149 |
冠動脈カテーテル治療(PCI) | 286 | 222 | 246 | 253 | 245 |
薬剤溶出性ステント(DES) | 210 | 172 | 195 | 201 | 193 |
従来型金属ステント(BMS) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
冠動脈バルーン形成術(POBA) | 24 | 17 | 33 | 35 | 38 |
末梢血管カテーテル治療(EVT) | 60 | 34 | 37 | 49 | 45 |
不整脈カテーテル治療(ABL) | 100 | 72 | 124 | 115 | 120 |
発作性上室性頻拍(PSVT) | 13 | 15 | 11 | 19 | 20 |
心房粗動(AFL) | 10 | 4 | 5 | 4 | 47 |
心房頻拍(AT) | 16 | 9 | 11 | 6 | 14 |
心房細動(AF) | 57 | 39 | 84 | 83 | 99 |
心室頻拍(VT) | 6 | 0 | 1 | 0 | 1 |
心室性期外収縮(PVC) | 2 | 5 | 12 | 3 | 1 |
ペースメーカなどのデバイス治療 | 75 | 76 | 100 | 93 | 101 |
植え込み型ペースメーカ | 64 | 65 | 90 | 86 | 91 |
リードレスペースメーカ | 6 | 0 | 0 | 0 | 0 |
植え込み型除細動器(ICD) | 2 | 5 | 5 | 1 | 3 |
(S-ICD) | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 |
両室ペースメーカ(CRT-P) | 1 | 3 | 1 | 2 | 5 |
除細動機能付き両室ペースメーカ(CRT-D) | 1 | 1 | 2 | 3 | 1 |
補助循環 | 26 | 25 | 26 | 16 | 17 |
大動脈内バルーンパンピング(IABP) | 20 | 21 | 21 | 13 | 15 |
経皮的心肺補助(PCPS) | 6 | 4 | 5 | 3 | 2 |
※PCI:冠動脈形成術(冠動脈ステント留置術など)/EVT:末梢動脈形成術/EA:カテーテルアブレーション(不整脈のカテーテル治療)/PMI:ペースメーカ植え込み・交換術/ICD:埋込型除細動器/CRTD:埋込型除細動器付き両心室ペーシング
学会発表・講演
タイトル | 筆頭演者 | 発表学会名 |
---|---|---|
2023年度 | ||
Utility of intravascular ultrasound marking technique for recanalizing occlusive spontaneous coronary artery dissection; two case series | Mitsuru Kahata | CVIT2023(日本心血管インターベンション治療学会) |
メディカル一般ポスター23:Rotablator/OAS/DCA-5 | (モデレーター) 大塚 雅人 |
第31回日本心血管インターベンション治療学会学術集会 |
PCIライブ1 | (コメンテーター) 神島 一帆 |
第62回日本心血管インターベンション治療学会関東甲信越地方会/TOKYO LIVE 2023 |
ミニレクチャー2:これからのInterventional Physiology ―Simplify physiology, optimize PCI― | (座長) 大塚 雅人 |
第62回日本心血管インターベンション治療学会関東甲信越地方会/TOKYO LIVE 2023 |
講演:冠動脈疾患診療にFFRctを活かす | 大塚 雅人 | 第35回荻窪循環器カンファレンス |
一般演題1:IVL,OCT | (座長) 大塚 雅人 |
第34回日本心血管画像動態学会 |
冠動脈疾患診療におけるFFRCTの初期使用経験から | 大塚 雅人 | 令和5年度杉並区医師会学術広報部主催学術研究発表会 |
基礎編 血流イメージングによる虚血診断 | (座長) 大塚 雅人 |
Tokyo Physiology 2024 by FRIENDS Live |
2022年度 | ||
弓部大動脈置換術後に吻合部仮性瘤の人工血管圧排狭小化による心不全を発症した一例 | 廣部 航平 | 2022年度東京女子医科大学循環器内科教室例会 |
(コメンテータ)ステントレス/DCB | 大塚 雅人 | 第59回日本心血管インターベンション治療学会関東甲信越地方会 |
(座長)心不全予防を意識した高血圧治療 | 大塚 雅人 | エンレスト発売2周年記念全国講演会 in 区西部 |
EVAR術後腎動脈閉塞に対し経皮的腎動脈形成術を施行し、腎機能の温存に成功した一例 | 廣部 航平 | 第60回日本心血管インターベンション治療学会関東甲信越地方会 |
IVUSで鑑別した特発性冠動脈解離様のたこつぼ型心筋症の症例と、たこつぼ型心筋症様の特発性冠動脈解離の症例 | 加畑 充 | 第60回日本心血管インターベンション治療学会関東甲信越地方会 |
特発性冠動脈解離に対するIVUS下血行再建法の検討 | 加畑 充 | 第60回日本心血管インターベンション治療学会関東甲信越地方会 |
特徴的な責任病変の形態を呈するACS | 加畑 充 | ARIA(Alliance for Revolution and Interventional Cardiology Advancement)2022 |
(コメンテーター)徹底討論!Angio-based FFRの時代におけるPressure Wireの意味~そのPressure Wire,まだ要りますか?~ | 大塚 雅人 | ARIA(Alliance for Revolution and Interventional Cardiology Advancement) 2022 |
みんなで治そう心房細動~薬物療法やアブレーション・そして再発予防の鍵とは~ | 宗次 裕美 | 練馬区医師会学術部循環器懇話会 |
(座長)SHD治療(構造的心疾患)の最新の話題~ガイドライン改定・抗血栓療法も含めて~ | 石井 康宏 | 循環器疾患 Total Care Live Symposium |
(座長)ランチョンセミナー「QFRー臨床応用に向けての展望ー」 | 大塚 雅人 | 第33回日本心血管画像動態学会 |
特別講演「Physiologyガイドの冠動脈疾患診療」 | 大塚 雅人 | 杉並区病診連携の会~若葉会~ |
Aortic Coarctation Secondary to Pseudoaneurysm at the Site of Replaced Ascending Aorta Manifested as Congestive Heart Failure with Hypotension | Mitsuru Kahata | 第87回日本循環器学会 |
2021年度 | ||
恒久的ペースメーカー右室リードによる左室穿孔の一例 | 里見 夏子 | 河田町循環器フォーラム ~第12回心臓病研究会~ |
(コメンテータ)IVUS-guided PCI(これからPCIを始めるあなたへ -IVUS基本のキ教えます-) | 大塚 雅人 | 第58回日本心血管インターベンション治療学会関東甲信越地方会 |
弓部大動脈置換術後に吻合部仮性瘤の人工血管圧排狭小化による心不全を発症した一例 | 廣部 航平 | 第262回日本循環器学会関東甲信越地方会 |
(座長)CABG、その他・合併手術 | 大塚 雅人 | 第35回日本冠疾患学会学術集会 |
(コメンテータ)non-wirebased FFR PCI | 大塚 雅人 | Tokyo Physiology by FRIENDS Live |
(座長)Angio based FFRを臨床に活かす | 大塚 雅人 | Tokyo Physiology by FRIENDS Live |
2020年度 | ||
PCI治療計画におけるQuantitative Flow Ratioの有効活用:自験例からの考察 | 里見 夏子 | Tokyo Physiology by FRIENDS Live |
Virtual FFRの実力を探る:invasive FFRに替れるか – QFR – | 大塚 雅人 | Tokyo Physiology by FRIENDS Live |
Assessment of routine intracoronary imaging guided revascularization for spontaneous coronary artery dissection: Single center experience of 8 cases | 加畑 充 | 第29回日本心血管インターベンション治療学会 |
急性冠症候群の再疎通血栓が二腔構造を形成し,その後の経時変化をIVUSとOCTで観察した1例 | 加畑 充 | 第104回神奈川PTCA研究会 |
Diagnostic reliability of quantitative flow ratio for detection of myocardial ischemia compared with other angiographic and experience-dependent visual predicted indices | Masato Otsuka | European Society of Cardiology Congress 2020 |
Diagnostic Reliability of Quantitative Flow Ratio Detecting Myocardial Ischemia Compared with Other Angiographic and Visual Estimated Indices | Natsuko Satomi | 第84回日本循環器学会学術集会 |
心不全患者の指導実施率増加に向けた取り組み~「心不全ワードパレット」の作成~ | 中村 友美 | 第84回日本循環器学会 |
2019年度 | ||
恒久的ペースメーカ右室リードによる左室穿孔の1例 | 里見 夏子 | 第12回植込みデバイス関連冬季大会 |
新しい治療―皮下植え込み型除細動器について― | 北川 奨悟 | 杉並区医師会学術広報部主催研究発表会(症例報告会) |
カッティングバルーンで治療を行った原発性冠動脈解離3症例における血管内イメージング法の検討 | 加畑 充 | 第30回日本心血管画像動態学会 |
Quantitative Flow Ratioの心筋虚血診断機能に関する検討 -諸指標との比較- | 里見 夏子 | 第30回日本心血管画像動態学会 |
講演「下肢浮腫について~深部静脈血栓症の鑑別を中心に~」 | 小金井 博士 | 練馬区医師会学術部循環器懇話会 |
講演「当院における原発性冠動脈解離症例に対する治療戦略の検討」 | 加畑 充 | 練馬区医師会学術部循環器懇話会 |
PVI後の不十分なblock lineを特定するのにRipple Mappingが有用であった1例 | 一條 純子 | カテーテルアブレーション関連秋季大会2019 |
教育講演:虚血評価の新展開-Quantitative Flow Ratio(QFR)- | 大塚 雅人 | 第67回日本心臓病学会 |
シンポジウム. Does the angiography-based FFR simulation change the work flow in the Cath lab?:PCI治療戦略におけるQuantitative Flow Ratioの可能性 | 大塚 雅人 | 第28回日本心血管インターベンション治療学会 CVIT2019 |
Assessment of therapeutic strategy of spontaneous coronary artery dissection:Single center experience of consecutive 11 cases. | 加畑 充 | 第28回日本心血管インターベンション治療学会 CVIT2019 |
傾向スコアマッチングを用いた腎移植後患者、透析患者のPCI後の長期予後比較 | 里見 夏子 | 第28回日本心血管インターベンション治療学会 CVIT2019 |
Low profile design cutting balloonが奏功した石灰化病変の1例 | 北川 奨悟 | 第9回JOINT Meeting |
SyncVision疑問症例集 | 里見 夏子 | PHILIPS: Dr. Justin Davies講演会 |
Covered stentにより下腿動脈瘻を閉鎖した一例 | 小金井 博士 | 第29回末梢血管画像・血管内治療研究会 |
除細動を要したたこつぼ型心筋症に続発したTorsades de Pointesの二次予防に植え込み型除細動器が必要か? | 加畑 充 | 第252回日本循環器学会関東甲信越地方会 |
再疎通した冠動脈内血栓症に関する新たな発見 | 加畑 充 | 河田町循環器フォーラム ~第11回心臓病研究会~ |
急性冠症候群の再疎通血栓が二腔構造を形成するまでの過程をIVUSとOCTで 経時的に観察した一例 | 加畑 充 | 第39回血管内イメージング研究会 |
Double lumen coronary artery with flap like structure: Unique OCT image after anticoagulant therapy for the occlusive thrombosis. | Mitsuru Kahata | EuroPCR 2019 |
論文・著書
論文・著書 | 著者 | 掲載誌名 |
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2021年度 | ||
Spontaneous Coronary Artery Dissection | Mitsuru Kahata et al. | Journal of Coronary Artery Disease 2021; 27: 44-52 |
Left ventricular free wall perforation by a right ventricular pacemaker lead: a case report | Natsuko Satomi, et al. | Eur Heart J Case Rep. 2021; 5: ytab125 |
2020年度 | ||
Honeycomb-like structure in spontaneous recanalized coronary thrombus demonstrated by serial angiograms: a case report | Mitsuru Kahata,et al. | Eur Heart J Case Rep 2020 9; 4: 1-4 |
Left ventricular free wall perforation by a right ventricular pacemaker lead: a case report | Natsuko Satomi,et al. | European Heart Journal – Case Reports |
2019年度 | ||
Applicability of quantitative flow ratio for rapid evaluation of intermediate coronary stenosis: comparison with instantaneous wave-free ratio in clinical practice. | Watarai M, et al. | Int J Cardiovasc Imaging. 35; 1963-1969, 2019 |
Coronary aneurysm formation after paclitaxel?coated balloon angioplasty for in?stent restenosis of first?generation sirolimus?eluting stent implanted 9 years ago. | Kahata M, et al. | Cardiovasc Interv Ther. 34; 386-387, 2019 |
IVUSスタック | 大塚 雅人 | これから始めるPCI(改訂第2版). 231-237, 2019. メジカルビュー社(及川裕二編集) |