薬剤科からのお知らせ
2024.03.25 新たに「薬薬連携」のコーナーを設置しました。地域の保険薬局等との取り組みについて、お伝えしていきます。
薬剤科とは
理念
当院の理念を基に調剤をはじめとする質の高い薬剤業務を提供する
方針・目標
- 医療者間の連携を図り、安全で適正な薬物療法を提供します。
- 質の高い薬剤情報を提供します。
- 医薬品の適正供給をします。
- 継続した専門分野の知識の研鑽と認定・専門薬剤師を取得します。
- 積極的に学会発表や論文投稿を行います。
- 新人教育や学生実習などの教育体制を確立します。
業務体制
調剤室
注射薬調剤・注射薬混合
院内製剤
病棟業務
術前外来
手術前の外来において、患者さんの服用履歴を確実に把握することが重要です。術前外来では、出血のリスクを増加させる薬や血栓のリスクを高める薬、また傷の治癒を遅らせる可能性のある薬の服用状況を詳細に確認いたします。薬剤師は必要に応じて、お薬手帳を確認し、面談を行い、患者さんの服薬状況を確認します。
また、手術に伴って休薬が必要な薬剤について、医師や看護師に提供すべき情報をまとめた一覧表を作成し、手術が安全に実施されるようサポートしています。
TDM業務
抗菌薬の効果を最大限かつ副作用の発現を最小限にするために、薬物のTDMと投与設計を積極的に行っています。 病棟担当者が、TDM担当者と連携を取りながら、薬物の適正使用のための管理を行っています。
医薬品情報
医薬品SPDへの業務移管
薬剤師が係る業務を「薬剤師しかできない業務」と「薬剤師以外でもできる業務」に仕分けを行い、ノンライセンス業務をSPDに業務移管しています。
薬剤科内業務の効率化を図ることで、薬剤師が薬剤関連業務に専念できる環境を構築しています。
教育体制
希望する学会に所属し、継続した専門分野の知識の研鑽と認定・専門薬剤師の取得を推奨しています。
薬薬連携
当科は、患者さんが退院後に安心して療養生活に入れるよう、保険薬局薬剤師との連携を柔軟に行っています。
- 2024.03.16 がん患者フォローアップに関するワークショップを行いました(杉並区薬剤師会・荻窪病院・河北病院共催)
- 2023.11.11 薬局薬剤師を対象とした無菌調製実技研修を行いました(杉並区薬剤師会・荻窪病院共催)
- 2023.03.09 薬薬連携の取り組みに関するワークショップを開催しました(杉並区薬剤師会・荻窪病院・河北病院共催)
学会発表・論文
2022年度
- 日本病院薬剤師会 関東ブロック第52回学術大会
「整形外科における周術期のSGLT2阻害薬の休薬がケトアシドーシスの発症に与える影響」
2021年度
- 第36回日本臨床栄養代謝学会学術集会
「インドメタシン皮下投与により誘発される胃粘膜障害に対する経腸栄養剤の有用性」 - 第35回日本エイズ学会学術集会・総会
「当院における新規抗HIV薬ドラビリンへの切り替え症例」 - Journal of Drug Interaction Research.45,139-144,2021.
「Evaluation of the Palatability of Isosorbide by Human Gustatory Sensation and Electric Taste Sensor.」
2020年度
- 日本病院薬剤師会 関東ブロック第50回学術大会
「当院整形外科病棟における高齢者のふらつき・転倒を生じる薬剤の服薬状況の調査」 - 日本病院薬剤師会 関東ブロック第50回学術大会
「当院におけるヒドロモルフォンの使用状況」 - 日本病院薬剤師会 関東ブロック第50回学術大会
「 当院糖尿病内科における低血糖の出現状況の調査と薬剤師の関わりについて」 - 第30回日本医療薬学会
「オープン型ステントグラフト内挿術後に生じた術後せん妄におけるリスク因子の検討」 - 第30回日本医療薬学会
「持参薬調査からわかった高齢者の薬剤有害事象リスク」
2019年度
- 日本薬学会第140年会
「インドメタシン皮下投与により誘発される胃潰瘍に対する経腸栄養剤の有効性」 - 第35回日本臨床栄養代謝学会学術集会
「インドメタシン誘発性胃潰瘍に対する経腸栄養剤の有効性の検討」 - 第29回日本医療薬学会年会
「 経腸栄養剤によるインドメタシン誘発性胃潰瘍に対する抑制効果の検討」 - 日本薬剤学会第34年会
「インドメタシン誘発性胃潰瘍における経腸栄養剤の有効性についての検討」 - Nutrients 2019, 11, 3058; doi:10.3390/nu11123058
「Study of the Inhibitory Effects of Enteral Nutrition Formula on Indomethacin-Induced Gastric Lesions in Mice」
2018年度
- 日本医療薬学会第2回フレッシャーズ・カンファランス
「NSAIDs潰瘍に対するアルギン酸ナトリウム含有粘度可変型流動食の有効性」 - 第62回日本薬学会関東支部大会
「インドメタシン誘発性胃潰瘍に対するアルギン酸ナトリウム含有粘度可変型流動食の有効性」 - 第28回日本医療薬学会年会
「外来における経口抗菌薬の処方調査と今後の課題」
認定資格者
薬学教育協議会 | 認定実務実習指導薬剤師 | 4名 |
日本薬剤師研修センター | 研修認定薬剤師 | 6名 |
日本薬剤師研修センター | 漢方薬・生薬認定薬剤師 | 1名 |
日本病院薬剤師会 | 日病薬病院薬学認定薬剤師 | 5名 |
日本病院薬剤師会 | 生涯研修履修認定薬剤師 | 1名 |
日本病院薬剤師会 | HIV感染症薬物療法認定薬剤師 | 1名 |
日本病院薬剤師会 | 感染制御認定薬剤師 | 1名 |
日本臨床腫瘍薬学会 | 外来がん治療認定薬剤師 | 3名 |
日本化学療法学会 | 抗菌化学療法認定薬剤師 | 6名 |
日本静脈経腸栄養学会 | 栄養サポートチーム専門療法士 | 3名 |
日本循環器学会 | 心不全療養指導士 | 1名 |
日本臨床薬理学会 | CRC | 1名 |
日本アンチ・ドーピング機構 | 公認スポーツファーマシスト | 3名 |
2023年4月現在