膝関節センターからのお知らせ
2024.10.01 膝関節センター 養田裕平医師による診療を開始いたします NEW
2024.05.31 膝関節センター長 森山一郎医師の診療を終了いたします
当科の特徴
膝関節センターは、整形外科の中でも主に膝の治療に特化したセンターです(下図参照)。人工膝関節置換術など、最新の高度な医療を提供します。
▲ 医員 養田 裕平
整形外科/膝関節センター 養田 裕平 Yoda Yuhei 上記以外の所属学会 膝関節を中心に診療をさせていただいております。同じ疾患でも症状やその程度が異なることはよくあります。医師紹介
2013年
信州大学医学部 卒業
2013年
埼玉病院 初期臨床研修医
2015年
慶應義塾大学病院 整形外科
2016年
荻窪病院 整形外科
2017年
足利赤十字病院 整形外科
2018年
愛正会記念茨城福祉医療センター 整形外科
2019年
国立成育医療研究センター 整形外科
2021年
国際医療福祉大学市川病院 整形外科
2022年
慶應義塾大学病院 整形外科
2023年
川崎市立川崎病院 整形外科 副医長
メッセージMessage
それぞれの症状にあった医療が提供できるよう努めて参ります。膝の症状でお困りの方はぜひご相談下さい。
- 当科の注力疾患
注力疾患解説
変形性膝関節症
膝の痛みが主な症状です。椅子からの立ち上がりの時や歩行時の痛み、階段昇降時の痛みなどがあります。
鎮痛剤や湿布、ヒアルロン酸注射などで効果が得られない場合は以下のような治療が考えられます。
人工膝関節置換術
痛みの原因となっている関節の傷んでしまった部分を人工の関節に置き換える手術です。
詳しくは人工膝関節置換術についてをご覧ください。
骨切り術
膝の骨切り術の中では高位脛骨骨切り術という術式が多く行われています。脛骨を部分的に骨切りして関節にかかる負荷を調整する手術です。関節はそのまま温存されることになります。比較的若年で活動性の高い方によい適応とされています。
APS療法(自費診療)
変形性膝関節症の早期の方に適応があります。
詳しくはAPS療法についてをご覧ください。
前十字靭帯断裂
前十字靭帯(Anterior Cruciate Ligament;ACL)は膝関節の安定性に関わっており、スポーツでのけがで損傷することが多いです。
受傷直後は膝の痛みや腫れが主な症状ですが、ある程度の期間が経過して膝くずれなどの症状が出ることがあります。
ACLが損傷していても歩行はできてしまいますが、膝関節が不安定な状態で長い期間経過すると、半月板の損傷や軟骨の損傷をきたすリスクが高くなるといわれています。
当院では主に自家腱を使用した再建術を行っています。術後症状の改善だけではなく、スポーツ復帰なども目指せます。
半月板損傷
半月板は膝関節において衝撃を吸収するような役割をしています。膝を捻るようなけがで損傷し、膝の痛みだけでなく膝の曲げ伸ばしに支障をきたす場合もあります。
手術治療では、半月板を一部切除することもありますが、可能な限り温存するため縫合修復します。関節鏡を使用した侵襲の少ない手術です。
膝蓋骨反復性・習慣性脱臼
膝蓋骨(いわゆる膝のお皿)が、けがや元々の骨形状などが原因で脱臼してしまい、それを繰り返してしまっている場合には手術の適応となることがあります。
関節リウマチ
関節リウマチは関節滑膜の炎症を主な病態とする多発性関節炎です。内科的な治療により関節リウマチの活動性をコントロールしますが、関節障害の強い場合などでは手術(人工関節置換術)の適応にもなります。