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荻窪病院の各診療科の特徴をご紹介いたします

眼科

眼科医長

上田 至亮

Ueda Yoshiaki

■ 所属・認定資格等
医学博士
日本眼科学会認定眼科専門医
PDT認定医
日本医師会認定産業医
オルソケラトロジー講習会修了
屈折矯正講習会修了
■ 経歴

防衛医科大学 卒業

当診療科のご案内

診療予定表

まず始めに先生のご経歴を教えて頂けますか。

 私はこれまで自衛隊の医官として働いておりました。自衛隊の中核となる病院である、防衛医科大学校病院や自衛隊中央病院において一般的な眼科の手術や外来等を行い、その後に大学院に入学して、医学博士号を取得しております。また、その間にも外来診察や手術をこなしつつ、アメリカへの研究留学もしておりました。

眼科の患者さんとしてはどのような症状の方が多いですか。

 やはり、地域的にもご高齢の方が多いため、当院では白内障で受診されている方が比較的多いかと思います。それから、一般的な目のかゆみ、痛み、近年のスマートフォンやパソコンの使用で増えてきているドライアイ、眼精疲労などです。あとは眼の奥に出血をおこすような糖尿病の網膜症の方や、網膜裂孔と言いまして網膜に穴が開いたりする方など、必要に応じてレーザーで治療したりするような患者さんがいらっしゃいます。

眼科でも色々な手術がありますが、
荻窪病院でされている主な手術について教えていただけますか。

 まず一般的な白内障手術を中心に、困難な重度の白内障症例を始め、翼状片手術、眼窩脂肪ヘルニア手術、帯状角膜変性症手術、結膜弛緩症手術、眼瞼下垂手術、斜視手術、後発白内障手術を行っております。また、外来では糖尿病や網膜裂孔に対する網膜光凝固治療等を行っております。

手術数が増えてきていますが、手術は日帰り手術が多いのですか。

 これまで、当院では1泊2日もしくは2泊3日の入院で白内障の手術を計画させて頂いておりましたが、近年は日帰りの白内障手術を希望される患者様も増えておりましたので、その声をうけて本年度から日帰り白内障手術を開始いたしました。
  また、白内障手術は現在火曜日と木曜日に行っておりましたが、金曜日にも手術の枠を新設しまして、患者さんの白内障の手術待機を無くすように努力しております。 日帰り手術、手術日の追加により、一昨年から188件、286件、305件と増えてきている手術数は1.5倍程度の500件から600件になるかと考えています。

ここは総合病院の中の1つの眼科ですが、その強みはありますか。

 総合病院であるが故に、他科に関連して考えられる何らかの疾患があった時には、すぐに周りの科の先生方に相談して、病状にあった適切な治療の判断が可能だというのがやはり大きな強みだと思っています。

荻窪病院の眼科の特徴はありますか。

 我々も開業医の先生方に劣らないぐらいに丁寧に患者さんと接して、しっかりとした説明をもとに患者さんに分かりやすい医療を届ける事をまずは目標にしております。
 今後は日帰り手術の件数増加であるとか、あとは眼科の内科的治療となる硝子体への薬物注射の開始等を現在計画している所です。

眼科でも手術以外に保存療法のような対応もあるのでしょうか。

 そうですね。今現在うちの病院でも導入しようかと考えている部分ですね、抗VEGF注射というものがあります。最近よく抗がん剤として使われている薬剤で、新生血管という、もろくて破れやすい血管が出来るのを促すVEGF(vascular endothelial growth factor)という物質を抑えるお薬です。それを眼球に注射する事で、目の中で新しい血管がはえてくるのを予防する効果があります。 加齢黄斑変性などの場合、目の中で新生血管が生まれて出血を繰り返して失明することがありますが、それを予防したりする治療を導入していこうかと考えているところです。

患者さんと接する時に心がけていることがあれば教えていただけますか。

 やはり患者さんに対して親身になった受け答えをしたいと思っています。怖い先生という単語をたまに耳にしますが、わかりやすい会話を重ねるなど、なるべく質問がしやすく、患者さんが分からない事を丁寧に説明できるような診療を心がけています。

最後に患者さんへのメッセージをいただけますか。

 1日でも早く白内障手術を受けていただけるように、手術件数の増加並びに病床の確保をした上で分かりやすい説明をもって患者さんをお迎えしたいと考えています。 まずは相談だけでも、また、他の病院でちょっと困った事があった時にセカンドオピニオンとして来て頂いても色々と質問にはお答え致しますので、地域密着型の眼科として当院眼科を訪ねて頂ければと思っております。