ホーム > 診療科の特徴 > 内科・消化器内科の特徴について

荻窪病院の各診療科の特徴をご紹介いたします

内科・消化器内科

内科部長

中村 雄二

Nakamura Yuji

■ 所属・認定資格等
医学博士
日本内科学会認定総合内科専門医
日本消化器病学会消化器病専門医
慶應義塾大学医学部医学科卒業
■ 経歴

1997年
慶應義塾大学医学部消化器内科

1999年
国立アルコール症センター久里浜病院

2004年
稲城市立病院内科医長

2007年
University of California,Los Angeles

2009年
慶應義塾大学医学部
クリニカルリサーチセンター

2010年
慶應義塾大学医学部消化器内科

当診療科のご案内

診療予定表

ご専門の消化器内科で診る、主な疾患について教えていただけますか。

 消化器であれば何でも来てくださいというのが今のスタンスです。消化器というと食道から胃を通って十二指腸、小腸、大腸、直腸の患者さんです。あとは消化に関わる肝臓、胆嚢、すい臓です。消化器に関するものの場合、当院で完結治療ができる自信がありますし、消化器に関しては何でも診ていますので、「消化器だったら荻窪病院に行ってとりあえず診てもらおうか」というイメージができればいいかなと思います。

そもそも消化器内科とは、どこの部分を指すのでしょうか。

 生きるエネルギーを得るため、食べ物を消化、吸収するものを消化器と言います。 いわゆる一般内科のような感じかもしれないです。血液内科だとか呼吸器内科、心臓内科、腎臓内科、それぞれ1つの臓器しか診ないですが、消化器というのはその残りの色々な臓器を診ていくようなイメージでしょうか。

特に多い疾患ではどのようなものがありますか。

 最近多いのは大腸ポリープだとか大腸がんなどです。 大腸内視鏡の要望が増えており、当院では大腸内視鏡の件数を大幅に増やしました。受診日の翌日にも検査できるよう、努力しています。また、大腸に限らず、相変わらず胃がんも多い疾患です。最近は内視鏡で早期胃がんや大腸がんを治療できる技術が発達し、当院でもESDという技術を使い治療を行っています。早期胃がん治療以外にも、膵臓がんや肝臓がんを含めた進行がん患者も徐々に増えてきていて、がんに対する治療を行いながら最後のときをいかに過ごしていくかを日々話し合いながら診療をしています。
 付け加えるならば、当院にはご高齢の患者さんが多く来ます。例えば、90歳の人が専門化された都心の大学病院に毎月通うというのは無理があるので、やはり何かあれば地元の総合病院にかかるという形になるのではないでしょうか。杉並、練馬の方が多いです。

荻窪病院の消化器内科の特徴や強みのようなものはありますか。

 消化器内科の医師はみな専門医の資格を持っています。そういう意味では、ある確立されたレベルを維持している専門医で構成しているということが特徴の一つに挙げられます。みな、消化器専門医に限らず内科の認定医資格も持っているので、そういう意味では消化器疾患以外のことも安心して来ていただいていいのではないかなと思います。
 強みになりますが、当院は救急外来と内視鏡処置室が隣にあります。もし吐血で来た患者さんも、例えば胃潰瘍の場合、その場ですぐ治療が可能だということです。普通、救急外来が1階、内視鏡室は3階など、緊急ですぐ内視鏡をしなければいけない場合でも時間がかかりますが、当院は動線に恵まれており対応しやすいです。小さな病院で何もかも、というのはやはり難しいですが、消化管出血の治療を迅速に最後までケアできる環境を揃えています。

普段の診察で注意されていることは何かありますか。

 患者さんの立場に立って治療していくということに気をつけています。 患者さん本人は治療をしたくないけれども子供さんたちは治療してほしいと、家族の意見が統一されないこともよくあるのですが、あくまでも患者さんの希望に沿って診るという姿勢を取っています。
 また、日々注意していることは、各科連携し、必要があれば専門の部署に回して、病院全体として患者さんに対応するということです。例えば在宅看護が必要ならば、在宅に一番詳しいスタッフを呼んで説明してもらうとか、食事のことは栄養士さん、薬のことは薬剤師さんに説明してもらうなどです。できるだけ多くの部署のスタッフが1人の患者さんの治療にあたれるように考えています。色々な立場の目が入ることで間違いも起こりにくいし、また医師だけが関わるよりも、違う面でプラスアルファのいい治療ができたりするので、チームワークとして医療を行っていくようなことに心がけています。

先生は研修医の先生方への教育も熱心と伺いました。
そのことについてもお話を聞かせていただけますか。

 当院での研修の目的として、大学病院のような大きい病院ではなくて、この規模の病院で得られるものを得たいという先生がいらっしゃいます。また都心に近い恵まれた環境で研修したいという先生もいらっしゃいます。外科的あるいは内科的な手技をより濃密に得られる機会も多いので、どんどん来ていただきたいです。 消化器内視鏡などは、当院では1年目の先生でも横に立ちながらマンツーマンで一緒に診る時間が取れるので、適宜内視鏡を握ってもらいます。小さい病院だからこそできることを吸収していってほしいと考えています。消化器系のことに関しては密に教えてあげられるような環境があります。

地域の先生にお伝えしておきたいことがあれば教えていただけますか。

 地域の先生方へは、当院は電話予約で検査ができるので、直接検査室として使っていただいても構わないということをお伝えしたいですね。例えば電話一本で胃カメラを予約できますし、電話一本でお腹のCT写真も予約できますし、電話一本で頭のMRI検査もできます。開業医の先生方の検査室として、胃カメラとか、大腸の検査など、消化器検査に限らず、どんどん使っていただければなと思います。また、電話で胃ろうや中心静脈ポート造設も予約できますので、お気軽に地域連携室までお問い合わせください。