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診療科紹介

血液凝固科

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治療実績

荻窪病院血液凝固科の特徴

最新医療の提供

当科の専門外来では最先端の医療を提供いたします。国内の病院や研究施設とも多くの連携を取っており、最新の医療を提供しています。当科で適切な医療を提供できない疾患に対しては他院へ協力を求めています。

セカンドオピニオン

セカンドオピニオンの相談にも応じています。逆に、他の医療機関の意見を聞きたい場合は遠慮なく申し出てください。

包括医療(トータルケアー)について

血液凝固科では単に病気を診断して治療するだけではなく、患者さん個々について総合的な診療を行います。当科では専門医に加えて、専門看護士、整形外科、消化器内科、リハビリ、臨床心理士、ソーシャルワーカー、薬局などと連携し、包括医療外来で協議し、総合的な診療を提供しています。また、ソーシャルワーカーは、医療制度の相談の他に、身障者診断、保険、経済的問題など困った問題も相談しています。

血液凝固科の包括医療への取り組みが日刊ゲンダイに紹介されました(2017.3.6)

関節外来

毎月1、3、5の金曜日の午後に東大医科研から竹谷英之先生を呼んで、関節障害の外来を開いています。竹谷先生は血友病患者の診療経験が豊富で、手術件数も大変豊富です。関節の障害の重度で、痛みが強く続く場合は人工関節手術の相談も行っています。小児期に関節出血を繰り返す場合などは、定期的にレントゲン検査を行い、今後の対応を相談しています。

リハビリ科

筋力トレーニングや関節可動域訓練などのリハビリについても地下1階のリハビリ室で御相談を受けています。

診療のアドバイス

血友病の患者さんにとっての心配事は年齢によって大きく異なってきます。我が国では1985年に血漿由来凝固因子製剤が加熱処理され、その後HIV感染は血友病医療では生じていません。しかし、それ以前に非加熱製剤を使用した血友病の患者さんの約40%がHIVに感染してしまいました。20歳以上でHIVに感染している方にとってはHIV/AIDS問題が最大の関心事です。ただ、エイズは治療の進歩により発症を抑制することが可能になりつつあります。
HIV感染症は治療法の進歩が著しく、最新の情報を集めることが大切なので、わからないことや不安な点は積極的に医師に尋ねるようにしてください。 精神的な負担の大きいHIV感染症という病気の特性を考慮し、最先端の診療や研究だけでなく、心理的なサポートも重視しています。常勤のカウンセラーと協力しながら、きめこまかく丁寧な医療をめざしています。治療薬と検査法の進歩により、効果のある薬を組み合わせることで、HIV(エイズウィルス)を抑制し、病気の進行をくい止めていくことができるようになりました。しかし、薬剤耐性ウィルスや糖脂質代謝障害などの副作用も多いため、個々の状態を正確に把握しながら、いかに有効な薬を処方するかが重要です。

また、血友病医療では濃縮製剤が登場する以前から輸血や、クリオ製剤などが用いられ、使用された多くの方が肝炎に感染しています。我が国の献血では、1989年からC型肝炎抗体検査が導入され、1992年からより精度の高い検査が用いられ、その後は血友病医療によるC型肝炎の発生はなくなりました。現在、濃縮製剤の使用によってC型肝炎に感染した方は感染後約20年をすぎてきました。C型肝炎は感染後、20年経過すると約20%の方が肝硬変になってきます。30年たつと約30%の方が肝硬変になるばかりか、肝臓がんが増えてきます。そのため、血友病の患者さんにとってC型肝炎は大変大きな問題です。特に、HIVに感染している患者さんの90%以上がC型肝炎にも重複感染しています。HIV感染者ではC型肝炎の進行が速く、肝硬変や肝臓がんが急速に増えつつあります。

血友病患者さんのQOL改善に結びつく、長時間作用型血液凝固因子製剤についてのコメントが日経メディカルに紹介されました(2014.2.24)

当科は世界に先駆けてHIV/HCV治療としてインターフェロン治療の早期治療の必要性を唱えてきました。しかし一方では血友病、HIV感染、1型HCVはインターフェロン治療によるウィルス消失は困難な場合が多いことも判明しました。ただ、インターフェロン治療を行うと、たとえウィルスが消失しなくても肝硬変や肝臓癌への進行を抑制し、長生きできることもわかってきました。また、HIV/AIDSの治療薬を参考にした経口プロテアーゼ阻害剤が開発され、インターフェロンとの併用療法で1型HCVに対する治療実験が進んでいます。早期にインターフェロン治療を行うべきか、もう少し新薬登場まで待てるかどうかの判断も重要となってきています。最新情報を入手しながら難しい舵取りをとることが必要ですので、専門医にご相談下さい。

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