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臨床工学科について

臨床工学技士 ( Clinical Engineer : CE )とは…

 現在の医療現場では高度化した医療機器が数多く使用されています。臨床工学技士は、『臨床工学技士法』に基づく国家資格で、医師の指示の下に、生命維持管理装置の操作および保守管理を業務としています。「生命維持管理装置」とは、呼吸、循環又は代謝の一部を代替し、又は補助することが目的とされている装置を指し、人工呼吸器、人工心肺装置、補助循環装置、血液浄化装置、ペースメーカなどがあります。

臨床工学科

 2007年10月に荻窪病院で初めて臨床工学技士が採用されました。2010年9月にME室から臨床工学科と名称を変更し、現在は9名の臨床工学技士が勤務しています。人工心肺装置や人工呼吸器、血液浄化装置などの生命維持管理装置の操作、および院内の様々な医療機器の保守管理を行い、医療機器の安全確保の担い手としてチーム医療に貢献しています。また、緊急性が高い業務に備えて24時間365日のオンコール体制をとっています
 また、日々進歩する医療機器・医療技術に対応できるよう専門知識、技術レベルの向上を目指し、各種関連学会、研究会への参加や、認定資格の取得を積極的に行っています。

認定資格
取得人数
体外循環技術認定士
2名
3学会合同呼吸療法認定士
3名
透析技術認定士
1名
心血管インターベンション技師(ITE)
4名
MDIC
1名

業務内容

医療機器管理業務

 院内で使用されている多数の医療機器の日常点検や定期点検、修理を行い医療機器の安全性の維持に努めています。人工呼吸器、輸液ポンプ、シリンジポンプなどを中心に中央管理を行い、医療機器の効率的な運用を目指しています。医療機器管理システムは「ZERO ME」を使用してします。
 また、スタッフへの医療機器の説明会を開催し、医療機器での医療事故防止に取り組んでいます。

手術室業務

 心臓血管外科手術において人工心肺装置、 心筋保護液供給装置、自己血回収装置、体外式ペースメーカ、IABP、PCPS等の生命維持管理装置の準備、操作を行っています。「人工心肺装置の標準的接続方法およびそれに応じた安全教育等に関するガイドライン」の遵守、体外循環技術認定士の取得を積極的に行うなど特に安全性に配慮しています。低侵襲的に行うステントグラフト内挿術時は、MEP(運動誘発電位)のモニタリングなども行っています。 また、手術室で使用される麻酔器や電気メスなどの医療機器の保守点検を行っております。

血管撮影室業務

 2室の血管撮影室で、ポリグラフの操作(血圧波形・心電図の解析、バイタルサインの監視)や各種デバイス出し、IVUS、OCT、OFDI、FFR等の各種診断機器の操作、解析、カテ台帳システムの入力、データ管理、体外式ペースメーカ、IABP、PCPS等の生命維持管理装置の準備、操作を行っています。 心臓電気生理学的検査やカテーテルアブレーション治療ではポリグラフ、3D不整脈解析装置・電気刺激装置・高周波通電装置の操作行っています。

デバイス業務

臨床工学技士(手術室) 心臓植込み型電気的デバイスの手術時やデバイス外来時にプログラマー、PSAの操作を行っています。各社の遠隔モニタリングシステムを導入しており、データの確認なども行っています。

血液浄化業務

 主にICU、病棟にて急性期血液浄化療法を行っています。循環器疾患を合併した症例も多く、透析中の循環管理や容態の変化に即座に対応すべく、医師・看護師と連携し安全な透析治療を提供しています。また、各種血液浄化療法(血漿吸着、DHP、G-CAP、L-CAP、LDL吸着、腹水濾過濃縮再静注法など)も行っています。

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